上のイラストは小切手ですが、、、小切手と言えば 漢数字、それも 一・二・三 ... ではなく、壱・弐・参 ... のちょっと難しい方(大字)。
小切手だけでなく、一部の領収書や借用書等でも「漢数字」が使われることがあります。
エクセルで、この 漢数字 を表示させるには2通りの方法があるのをご存じですか?
今回は『エクセルで数値を漢数字に変換する2つの方法』をピックアップします。
数値を漢数字に変換する
状況に応じて2つの方法を使い分ける
セルに入力した数値を漢数字に変換して表示させるには;
2. 関数で変換する方法
の2つがあります。
それらを状況に応じて使い分けることができれば完璧です。
書式設定で数値を漢数字に変換する
下のようなサンプルを使います。
▲あらかじめ「金」と「円也」は別セルに入力
書式設定で数値を漢数字として表示させるには、セルB2を選択した状態で 右クリックメニューの [セルの書式設定] をクリックします。
セルの書式設定のフォームが表示されたら、[表示形式] タブを選び "分類" を [その他] にします。
右側の [種類] の一覧に表示される、漢数字(大字)をクリックしてOKボタンをクリックすれば完了です。
▲数値が漢数字(大字)に変換された
関数を使って数値を漢数字に変換する
つぎは、関数を使って数値を漢数字に変換するパターンを解説します。
サンプルは、下のようにセルC1に入力した数値 "1234567" を関数で漢数字に変換してセルC3に表示させます。
▲セルC3に関数を入力する
ここで使うのが NUMBERSTRING関数 です。
NUMBERSTRING関数
NUMBERSTRING関数とは、DATEDIF関数 のような「隠し関数」「ウラ関数」的存在で、数値を漢数字に変換する関数 です。
書式は;
のように表されます。
「変換タイプ」は、1, 2, 3 と3タイプあり;
2 = 大字(例:弐百参拾 )
3 = 漢数字(例:二三〇 )
のように使い分けます。
今回のサンプルでは「2」を使うため、セルC3に入る数式は;
となります。
▲うまく変換できた
これで、エクセルで領収書や借用書などのテンプレートが作れます。
以上で『エクセルで数値を漢数字に変換する2つの方法』は終了です。
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