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エクセルで集計|DSUM関数で特定の文字列を含む項目の売上げ合計を求める


商品コードが「IVR 」を含む 商品の売上げ合計を求める。
電話番号が「03」から 始まる 顧客の利用金額を求める。

SUMIF関数では集計できない「含む」「始まる」といった条件に当てはまる項目の集計をするには DSUM関数 が役に立ちます。

今回は、スクリーンショットを入れながら DSUM関数の使い方 を解説します。



特定の文字列を含む項目の売上げ集計

この記事のトップにあるエクセルの画像のように、データベースの中の任意の列項目から「特定の文字列」を含むデータだけ売上額を集計する場合は DSUM関数 が役に立ちます。

※上の例では「商品コード」が「IVR」という文字列を含む商品のみ売上を集計しています。

DSUM関数

DSUM関数とは、データベースの指定された列を検索し、条件を満たすレコードの合計を返す関数で書式は;

=DSUM ( データベース, フィールド, 条件 )

のように表されます。

サンプルをもう一度見てみます。

▲セルE5にDSUM関数が使われている

この場合、セルE5に入る数式は;

=DSUM ( A1:C7, C1, E1:E2 )

となります。


「データベース」は元となる表

DSUM関数の書式でいう「データベース」はヘッダー行を含む セルA1からC7までです。

▲データベースは元となる表

「フィールド」は集計したい列のヘッダー

そして、「フィールド」は "合計を求めたい列のヘッダー" を指します。
サンプルの場合は売上合計を求めたいので、セルC1が該当します。

▲集計したい列のヘッダーが「フィールド」

「条件」で含む文字列・始まる文字列などを指定

重要なポイントが「条件」です。
サンプルの場合、「条件」はセルE1からE2の範囲を指します。

▲商品コードが「IVR」を含むことを表す

ワイルドカードの使い方

ワイルドカードのアスタリスク「*」を使うことで、IVRが文字列のどの位置にあっても検索の対象となります。

SUMIF関数とは違うので、セルE2の値を "IVR" にすると集計対象としてヒットしなくなり、合計はゼロとなってしまいます。

▲ワイルドカードを使わないと集計できない

つぎに、セルE2の値を "OI*" にすると、「商品コードが OI から始まる」となり2件のレコードの売上合計がセルE5に表示されます。

▲商品コードが「OI」から始まる2件が集計された

このかたちを応用すると、個人情報のデータベースの場合に、「電話番号が『03』から始まる人の~の合計」などの集計も可能になります。

以上で、『DSUM関数で特定の文字列を含む項目の売上げ合計を求める』は終了です。
他の関連記事とあわせて仕事や趣味に役立ててください。

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