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エクセルで値の右側 (後ろ) を0埋めする方法

セルの値を「0埋め」して桁数を揃える場合、その仕様によって値の 右側を0埋めする場合と、値の左側を 0埋めする場合があります。

今回は値の右側 (後ろ) を 0埋めする方法をピックアップします。
左側の0埋めは書式設定で簡単にクリアできますが、さて右側の0埋めは?



0埋めとは

0埋め(ゼロうめ)とは、値の左右いずれかを「0」を表示させることで、任意の桁数に値を揃える手法です。

例えば、123という値を0埋めして 10桁に揃える場合、「0000000123」「1230000000」という表示方法があります。

右側を 0埋めする

右側を0埋めする場合、当然ながら元々の値は左端に寄せられます。

0埋めの考え方

整数「123」を 0埋めして10桁にする場合は、123と0が7つ 0000000 という並びです。

仮に、本来の値さえも「0」という場合は 0が10個並び、0000000000 となります。

最終的には「左から10桁を取る」というのが考え方のポイントです。


右側を0埋めする関数

前述の「考え方」からすると、右側を0埋めするには 書式設定ではなく、数式 (関数) で対応するのがベストです。

LEFT関数

LEFT関数とは、文字列の先頭(左側)から指定された数の文字を返す関数で、書式は;

=LEFT(文字列, [文字数] )

のように表されます。(「文字数」を省略した場合は1文字とみなされます)

下のようにセルA1の値、123をセルB1では0埋めで表示させます。

セルB1に入る数式は;

=LEFT (A1 & "0000000000", 10)

数式の意味するところは、まずセルA1の値「123」とゼロ10個「0000000000」を繋げます。

これによって一時的に、1230000000000 という13桁の値になるのですが、LEFT関数を使うことで左から10文字を切り取ります。
この結果、返される値は「1230000000」という10桁の文字列になります。


▲値の右側を 0埋めできた!

『エクセルで値の右側 (後ろ) を0埋めする方法』は以上です。
その他の関連記事と合わせて仕事や趣味に役立ててください。


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