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エクセルで見やすい資料を作るちょっとしたコツ

エクセルって、なんというか、使えば使うほど不思議な存在だと思うのです。
数字を入れれば計算してくれるし、色をつければちょっと資料っぽくなるし、グラフまで勝手に描いてくれる。
でもね、何年たっても「見やすい資料」がうまく作れない……というのは、わたしだけではないはずです。

今回はそんな、ちょっぴりエクセルに苦手意識があるあなたに向けて、「見やすい資料」をつくるためのちょっとしたコツをお届けします。
お茶でもすすりながら、ゆるゆる読んでいってください。



見やすい資料を作るちょっとしたコツ

セルの罫線(目盛線)は頼りすぎない

エクセルの初期画面って、なんだか学校のノートみたいで安心しますよね。
全部のセルに罫線(けいせん)がうっすらついてて、「ここに書いていいんだ」って思っちゃう。
でも、資料を作るとなると話は別です。

見やすい資料って、余白がちゃんとあって、ゴチャゴチャしてない。
セルの線がありすぎると、なんかこう、落ち着かないんですよね。
なので、罫線は必要なとこだけにサッと引いて、あとは潔く消しちゃいましょう。

フォントは冒険しない。見やすさが命!

「メイリオ」とか「游ゴシック」って、ちょっと丸っこくて親しみやすい書体ですよね。
でも、ビジネス資料では見づらいと感じる人もいます。
おすすめは「MS Pゴシック」か「Arial」。どちらもスッキリしてて、数字も文字も読みやすいです。

それに、フォントの大きさも地味に大事。
タイトルは14~16ptくらい、本文は10~11ptくらいが見やすいです。
小さすぎても目がショボショボするし、大きすぎると内容が入ってこない。
まるで人生と一緒で、何ごともバランスが大事なのですねえ。


▲タイトルは大きなフォントでみやすく

色は信号を思い出せ

エクセルに色をつけると、なんとなく「やった感」が出てテンション上がりますよね。
でも、全部のセルがカラフルになったら、見てる人はどこを見ればいいのか迷子になっちゃいます。

そんなときは信号の色を思い出してください。
赤=注意、黄=重要、緑=OK。これ、意外と使えます。

たとえば、数値が目標を超えたら緑、ギリギリだったら黄、達成できなかったら赤、みたいに色分けすると、説明しなくても伝わる資料になります。
色って、言葉より強い説得力があるんですよね。まさに、エクセルの魔法の絵の具です。

行間と余白には“間”の美学を

「なんか読みにくいな〜」って感じる資料って、だいたい行間がギュウギュウなんですよね。
エクセルだと、行の高さとか列の幅って自由に変えられるのがいいところ。ちょっと余白を空けるだけで、ふんわりと見やすくなります。

とくに、見出しの上下には余白をたっぷり取るのがおすすめです。間があると、そこに“間(ま)”が生まれて、内容がグッと引き立ちます。
まるで俳句の「切れ字」みたいな役割。……って、ちょっと言いすぎかもしれませんが、それくらい大事です。


▲デフォルトの行間はせまい

最後に…印刷プレビューは必ず見るべし

エクセルって、画面で見てると完璧に見えるのに、いざ印刷すると「え、なんでここで切れるの!?」ってびっくりすること、ありませんか?

そんな悲劇を防ぐには、印刷プレビューをこまめに確認するのがいちばん。
ページの区切れや余白のバランスをチェックして、「誰が見ても気持ちいい資料」になってるか、最後に見届けてあげましょう。

まとめ

エクセル で見やすい資料をつくるコツって、結局は “相手を思いやる気持ち” だと思うのです。
パッと見てわかりやすい、どこに何があるかすぐ伝わる。
そんな資料って、作り手のやさしさがにじみ出てる気がします。

テクニックはちょっとずつで大丈夫。
今日からひとつずつ、やってみてください。
あなたのエクセル資料が、誰かの「ありがとう」に変わりますように。

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