エクセルに入力した値が意図せず「日付になる」。
こんな経験はありませんか？
「1-2」あるいは「10/3」といった数字の間に記号を挟むような表記の場合、セルの値が「1月2日」「10月3日」のように日付に変換されてしまうことがあります。
そこで今回は、セルの値が 日付になるのを回避する方法についてピックアップします。
値が日付になる
日付の書式はさまざま
エクセルは様々な日付の書式に対応出来るようになっています。
漢字を使わない日付フォーマットとして、日本では「yyyy/m/d」(例：2020/5/25) が一般的かと思いますが、日付の書式はそれだけではありません。
同じ「5月25日」を表す場合でも「5/25/2020」「5-25-2020」「25-May-2020」「25/5/2020」など例をあげればきりがないくらいです。
それゆえ、エクセルは「1-2」とセルに値が入力されると「1月2日」と当然のように表示するのです。
▲セルに「1-1」と入力してみる
▲カーソルがセルから抜けると「1月1日」と 日付になる
日付になるのを回避するには
値が文字列であることを明確にする -1
エクセルに悪気はない（？）のがわかったところで、この 日付になる現象を回避する方法について述べます。
作成した資料のインデックスとして「1-1」「1-2」「1-3」という値を使うケースは少なくありませんが、その場合は「1-2」などの値が入るセルや列の書式をあらかじめ「文字列」に指定しておきます。
▲A列全体を選択する
右クリックして「セルの書式設定」を選択し、「表示形式」タブが開いた状態にする。
書式の「分類(C)：」を「文字列」に指定します。
▲書式分類を「文字列」にして「OK」ボタンをクリック
これで設定は完了。
もう一度、セルA2に「1-1」と入力してみます。
▲ふたたびセルに「1-1」と入力してみる
▲セルの値は 日付になることなく「1-1」のまま表示された
セルの値が 日付になるトラブルを回避する方法にはもう一つあるのであわせて紹介します。
値が文字列であることを明確にする -2
もうひとつの方法は、「’」(アポストロフィ) をつかう方法です。
これは事前に書式設定をする必要はなくお手軽です。
手順はカンタン。セルに入力する値の先頭に「’」を入れるだけです。
▲値の先頭に「’」を入れるだけ
▲文字列として認識された！
この方法は効率がよいのでご存じない方はぜひ覚えておいてください。
『エクセルの値が 日付になるトラブルを回避する方法』は以上です。
その他の関連記事と合わせて仕事や趣味に役立ててください。
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