エクセルで絵を描く|図形を使った『ドラえもん』の描きかた

2018/02/07


最近、エクセルを使って描かれた絵画がよく話題になります。

それらを見てみると、どれも 超絶技巧 が駆使された、普通の人には簡単に描けないような作品が多いようです。

でも、絵を描くってもっと簡単で誰にでも楽しめるはず。
そこで、h1r0-style.net からの提案は「エクセルを使って簡単に絵を描いて楽しもう!」。

今回用意したサンプルは『ドラえもん』。
赤ちゃんにもわかりやすいシンプルな形で構成されています。
『ミッフィー』や『アンパンマン』も、子供に好かれるキャラクターたちはみんなシンプルな形で描かれているのです。

今回は図形(オートシェイプ)を使って『ドラえもん』(の顔)を描く方法を解説します。
ぜひ気軽に挑戦してみてください。


エクセルで絵を描く!?

エクセルは表計算だけではありません。

資料作成などに必要な「図形描画ツール」がしっかり備わっています。そして、これが標準機能でもなかなかのスグレもので、それなりの絵が描けるのです。

図形描画ツールを使って絵を描く

メニューの [挿入] タブの中にある [図形] を使って『ドラえもん』を描きます。

図形の種類やサイズ、線の太さ、色(RGB)なども記載するので、手順にしたがって描いていけば 誰でも一定レベルの『ドラえもん』に仕上がりますよ。

※図形描画ツールは、Excel2003 以前のバージョンでは「オートシェイプ」と呼ばれていましたが、Excel2007 以降では「図形」となります。


ドラえもんの描きかた

頭部(青色部分)を描く

まずはドラえもんの頭、青色部分を描きます。

使う図形は「円/楕円」。
これを適当な大きさでエクセルシート上に描きます。
▲とりあえず適当に円を置く

図形上で右クリックして「サイズとプロパティ」を開いてサイズや線の調整をします。
※以降の目・鼻・口・首輪など、いずれもこの「サイズとプロパティ」の項目を明記します。

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら
・高さ:6.03cm / 幅:6.35cm
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 1pt
・塗りつぶし:[単色] → [その他の色] とすすみRGBを指定します。
R:31 / G:164 / B:223

このとおりに寸法や色を合わせると下のようになります。
▲少し横につぶれた楕円が描けた

頭部(白色部分)を描く

つぎに『ドラえもん』の顔の白い部分を描きます。

青い部分と同じ要領で円を描きますが、今度は「フチ(線)なし」の円です。
寸法などは以下のとおり;

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら
・高さ:5.11cm / 幅:5.53cm
・線の色:「線なし
・塗りつぶし:単色の白

白い円ができるので、さきほど描いた青い円に重ねます。
※少し下にずらして重ねるのがポイント
▲点線部分に首輪が描かれます。


目(白目部分)を描く

『ドラえもん』のかわいい目を描きます。
白目部分と黒目部分がありますが、まずは白目部分を描いて目の位置を決めます。

同じサイズの円を2つ作ります。

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(白目部分)
・高さ:2.09cm / 幅:1.61cm
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 0.75pt
・塗りつぶし:単色の白

こうして作成された2つの円を顔に配置します。
▲2つの円をほんの少しだけ「ハの字」に配置するのがポイント
また、目の上には青い部分が少し残るように配置します。

目(黒目部分)を描く

つぎは黒目部分です。
黒目の中にさらに白い円を重ねているので、黒い円×2、白い円×2 を作ります。

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(黒目部分)
・高さ:0.59cm / 幅:0.48cm
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 0.25pt
・塗りつぶし:単色の黒
トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(黒目のツヤ部分)
・高さ:0.17cm / 幅:0.16cm
・線の色:単色の白
・線のスタイル:幅 = 2pt
・塗りつぶし:単色の白

黒と白の円の重ね方は、白い円を左上に寄せるイメージです。
▲左上にツヤが入る

さらに、ドラえもんの白目部分に配置します。
▲瞳が入った途端に命が吹き込まれる感じ


鼻を描く

鼻も黒目部分と同様に、ツヤ感を出すために小さな白い円を重ねます。
▲ピエロの鼻みたい

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(鼻の赤部分)
・高さ:0.91cm / 幅:0.86cm
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 1pt
・塗りつぶし:[単色] → [その他の色] とすすみRGBを指定します。
R:255 / G:28 / B:25
トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(鼻ツヤ部分)
・高さ:0.29cm / 幅:0.28cm
・線の色:単色の白
・線のスタイル:幅 = 2pt
・塗りつぶし:単色の白

赤い円と白の円の重ね方も、白い円を左上に寄せるイメージです。
出来あがった鼻を 目のすぐ下に配置します。

首輪と鈴を描く

鼻を入れたら首輪と鈴を描きます。
口を描く前に首輪を描いた方が、口を描くときにバランスをとり易いのです。
そして、首輪ではじめて [正方形/長方形] を使います。

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(首輪のベルト部分)
・高さ:0.58cm / 幅:4.52cm
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 1pt
・塗りつぶし:[単色] → [その他の色] とすすみRGBを指定します。
R:255 / G:28 / B:25

▲ベルト部分ができた

つぎに『ドラえもん』のアイコンともいえる鈴ですが、3つのパーツに分かれています。
▲輪郭(円)と中央出っ張りと割れ目パーツ

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(鈴の円部分)
・高さ:0.95cm / 幅:0.95cm(真円です)
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 0.25pt(細い!)
・塗りつぶし:[単色] → [その他の色] とすすみRGBを指定します。
R:255 / G:240 / B:69

▲こんな真円ができます

つぎに、中央の出っ張り部分には [角丸四角形] という図形を使います。


角丸四角形を適当に配置して、黄色いハンドルを右にドラッグすると角が丸まります。
▲黄色いハンドルを右に引くと角がより丸くなる

サイズや色は以下のとおり;

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(鈴の中央出っ張り部分)
・高さ:0.13cm / 幅:1.16cm
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 0.25pt(細い!)
・塗りつぶし:[単色] → [その他の色] とすすみRGBを指定します。
R:255 / G:240 / B:69

↓ こんなパーツが出来れば成功!

最後は鈴の割れ目部分。
この部分は「直線」もしくは「矢印」を使います。

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(鈴の割れ目部分)
・高さ:0.29cm / 幅:0.05cm
・塗りつぶし:単色の黒
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 0.75pt
矢印の始点か終点のどちらかを「円形矢印」にします

すると下の絵のようになります。

最後に3つのパーツを組み合わせて、首輪のベルト部分に配置します。

さらに顔パーツの下部に配置します。
▲配置のポイントは赤丸部分です。
顔パーツのフチと首輪の角がちょうど合うように 配置します。


口を描く

口のパーツは、鼻から下に伸びる直線パーツと、口をあらわす「円弧」パーツの2つを組み合わせます。

まずは直線パーツから;

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(口上部の直線部分)
・高さ:1.77cm / 幅:0.02cm
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 0.75pt

パーツが出来たらさっそく鼻の下に配置します。
▲ゴールは近い!

つづいて、口の円弧パーツです;

トップ画像と同じ『ドラえもん』を描くなら(口の円弧部分)
・高さ:3.36cm / 幅:4.82cm
・線の色:単色の黒
・線のスタイル:幅 = 0.75pt

上の条件を設定したら、黄色いハンドルを調整して下図のようなカーブにします。

最後に口の直線パーツと合わせます。
▲直線パーツと円弧パーツがぴったりくっつくように

ヒゲを描く

最後に直線パーツを使って 6本のヒゲを配置して完成です。

一番上のヒゲ:1.32cm
二番目のヒゲ:1.4cm
三番目のヒゲ:1.48cm

多少の寸法の差は問題ありませんが、差が大きいと顔の印象が変わるので注意してください。
また、ヒゲが顔の青い部分に入らない方が『ドラえもん』らしいです。
▲『ドラえもん』の完成!

図形のグループ化をして仕上げる

図形のグループ化とは

仕上げとして「図形のグループ化」について触れておきます。

ここまでの工程でたくさんのパーツを作ってきましたが、いつの間にか(ミスタッチなどで)パーツの位置がずれてしまうとショックが大きいですね。

「図形のグループ化」とは複数の図形の組み合わせをグループ化して一つの図形のまとまりとして扱う機能です。

図形のグループ化の手順

メニューの [ホーム] タブにある「検索と選択」から「オブジェクトの選択」をクリックします。

ドラえもんを囲むように全体をドラッグすると、ドラえもんのすべてのパーツが選択された状態になります。
▲ドラえもんを包むようにドラッグ

▲すべてのパーツが選択された

すべてのパーツが選択された状態で右クリックして「グループ化」をクリックします。

すると、ドラえもんが1つの図形のようにグループ化されます。
▲グループ化された

これで更なる完成形になりました。


自分好みに調整しても楽しい

『ドラえもん』の描き方、としてここまで書いてきましたが、色も輪郭もサイズ感も自分好みに調整してみても楽しいです。

顔の青い色も、今回は原作やアニメに忠実な色を再現しましたが、多少オリジナリティを出してもよいと思います。
▲頭を横長にして輪郭線を消して、色を変えて目や鼻のサイズも変えて。。。それでもやっぱり『ドラえもん』

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