今回はセルに入力された値によって、メッセージを表示する方法をピックアップします。
VBAを使わずにメッセージを ポップアップさせるところがポイントです。
では、さっそく手順を確認しましょう。
条件によりメッセージを表示する
今回の仕掛けには 2つのポイントがあります。
・メッセージを表示する
これらは「入力規則」の機能を使うことでクリアできます。
入力規則
当サイトでは何度か取り扱っている「入力規則」。
今回は値の制御だけではなく、入力された値によってメッセージを表示させます。
下のサンプルでは、とある作業の見積書を作成するステップを想定しました。
セルB5の「作業希望日」に 週末の日付が入力された時だけ、見積り金額を休日料金で見積もるよう「注意喚起するメッセージ」を表示 させます。
STEP BY STEP
1. セルB5を選択した状態で、メニューの「データ」タブにある「データの入力規則」をクリックします。
2. 表示されたデータの入力規則のフォーム「設定」タブを開き「入力値の種類」を「ユーザー設定」にして「数式」の欄に条件となる数式を以下のように指定します。
3.「週末の日付」を判定させるために、「数式」には WEEKDAY関数 を使った数式を以下のように入力します。
参考
WEEKDAY関数については、こちらの記事 をご覧ください。
▲<6 で月曜~金曜を指定できる
4. つぎに「エラーメッセージ」タブで、以下のように値を設定します。
「タイトル」=料金注意
「エラーメッセージ」=入力された作業希望日は週末です。作業単価は週末料金で算出してください。
▲設定値を入力して完成!
完成イメージ
入力規則を設定したあとの動きを確認します。
セルB5に「2020年 3月1日 (日)」を入力してみると、、、
以下のメッセージがポップアップします。
「はい」で確定、「いいえ」なら日付を入力し直しします。
この程度のメッセージ表示であれば、VBAを使わなくても「入力規則」を使うことで手軽に設定できます。
以上で『エクセルに入力された値の条件によってメッセージを表示する方法』は終了。
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