ホテルや旅館では、曜日によって販売価格を変えることが珍しくありません。
「平日料金」「休前日料金」なんて、みなさんも一度は目にしたことがあるでしょう。
そんな料金表を作成するときに役立つのが今回のトピックです。
WEEKDAY関数 を使って曜日別に価格設定を変更する方法をピックアップします。
曜日によって価格を変更する
今回は下のサンプルを使って説明します。
▲日付と曜日は2019年のカレンダーです
E列をみて見ると休前日、つまり土日の前=金曜と土曜は別料金という設定です。
そして今回 WEEKDAY関数 を使うのはC列です。
C列には、A列の日付の曜日を WEEKDAY関数で判断して適切な金額を表示させます。
WEEKDAY関数
WEEKDAY関数とは
WEEKDAY関数とは、日付に対応する曜日を整数で返す関数で、書式は;
のように表されます。
WEEKDAY関数の [種類]
上の書式にある [種類] は入力を省略することが可能ですが、数値を入れることで曜日を表す整数を変えることが可能です。
[種類] に入れる数字の詳細は以下のとおりです。
種類 | 戻り値 |
省略または1 | 1(日曜)~7(土曜) |
2 | 1(月曜)~7(日曜) |
3 | 0(月曜)~6(日曜) |
11 | 1(月曜)~7(日曜) |
12 | 1(火曜)~7(月曜) |
13 | 1(水曜)~7(火曜) |
14 | 1(木曜)~7(水曜) |
15 | 1(金曜)~7(木曜) |
16 | 1(土曜)~7(金曜) |
17 | 1(日曜)~7(土曜) |
▲11以降はExcel2010から使えるようになりました
WEEKDAY関数とIF関数を組合わせる
実際にC列に数式を入れますが、WEEKDAY関数の戻り値によって料金を変更させるために IF関数 を使います。
セルC2に入る数式は以下のようになります。
つまり、WEEKDAY関数の戻り値が 6より下(1~5)なら平日料金(セルE2の値)を、そうでなければ(6 or 7)なら休前日料金(セルE5の値)を表示しろ、ということです。
注)セルE2とE5は 絶対参照 にしておきます
あとはセルC2の数式を下方向にコピーすれば完成です。
▲数式をコピーして完成
以上で『エクセルで曜日によって価格を変える方法|WEEKDAY関数の使い方』は終了です。
他の関連記事とあわせて仕事や趣味に役立ててください。
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