今回は、エクセルのグラフでデータ範囲を変更する方法です。
グラフを使用していると、その元データの範囲が流動的で広げる(縮める)必要があるケースがあります。
「データ範囲が変更できない」「データ範囲が表示されない」という方のために、作業のポイントについて解説します。
データ範囲が変更できない！？
データ範囲の変更方法
下のサンプルは、月別販売実績のグラフで、グラフの範囲を毎月一月づつ増やしていくタイプです。
ここでは、グラフの元データに7月分を追加する手順を紹介します。
データ範囲が同一シート上の場合
グラフの元データの表が、上のサンプルのようにグラフと同じシート上にある場合は、グラフエリアをクリックするだけで表のデータ範囲がカラーの枠で表示されます。
▲7月がデータ範囲に入っていないことがわかる
7月分をデータ範囲に追加するには、枠線を下にドラッグするだけで簡単に変更できます。
▲枠線をドラッグするとグラフに7月分が表示された
データ範囲が別シートにある場合
つぎは、グラフの元となるデータが別シートにある場合です。
他人が作成した資料の場合は、エクセルファイルのどこがデータ範囲なのか判らない場合もあるでしょう。
▲元データが別シートにある（or どこにあるか不明）
この場合は、グラフエリアで「右クリック」します。
そして、右クリックメニューの「データの選択(E)」をクリックすると元データにジャンプします。
▲データの選択をクリックすると、、、
▲別シートにあるグラフの元データにジャンプします
さらに「データソースの選択」フォームが表示されます。
▲「データソースの選択」フォーム
データ範囲を変更するには、[グラフデータの範囲(D)] を編集します。
▲データ範囲を編集して [OK] をクリック
▲7月分が表示された
データ範囲が表示されない！？
「データ範囲が表示されない」
これはグラフ編集にありがちなお悩みです。
下のようなサンプルがあります。
グラフエリアで右クリックして「データの選択」をクリックすると、、、
▲なんと！データ範囲が空白
データソースの選択フォームは表示されるのですが、肝心のデータ範囲が表示されないのです。
『データ範囲が複雑すぎるため～』とその理由が示されています。
データ範囲が表示されない原因
データ範囲が表示されない原因は、「凡例項目（系列）」の順番を入れ替えたことが最もありがちです。
サンプルでいうと、オリジナルの表は「横浜→東京→仙台→大阪」の順だったのに、北から順に「仙台→東京→横浜→大阪」に並べ替えられたようなケースです。
▲元の並び順を知っていればデータ範囲を表示できるのだが、、、
元データにたどり着く方法
このままではデータ範囲がわからないので、とにかく元の表の場所にたどり着きたいときは、系列の一項目を「編集」します。
▲仙台を選んで「編集」をクリック
すると、元データの表にジャンプしてくれます。
▲元データにたどり着いた！
これで元のデータ範囲が特定できるはずなので、シート上で必要な編集作業を行うことができます。
『グラフのデータ範囲が変更できないときに確認すべきポイント』は以上です。
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