365日分の日次(日別)の売上げデータを元に 月別に集計 する方法をピックアップします。
日別に1年間の売上げが羅列されたエクセルのデータから、月別に集計した売上表を作成してみました。
SUMIF関数 を使えば、膨大な元データから簡単に特定の条件に合致したセルの値を集計することができます。
売上げを月別に集計する
ビッグデータ、というほどではありませんが日次の売上げや統計データを積上げ、そこから必要な項目について集計作業を行うのは日常茶飯事ですね。
この日常茶飯事の業務の中から『日次の売上げデータから月別集計する作業』をやってみました。
条件に合致するセルの値を集計する
この場合のエクセル上での考え方は、条件(月)に合致するセルの値(売上げ)だけをピックアップして集計するということ。
例えば、売上げの日付が8月だけのデータを集めて売上合計を求めるということです。
こんな時に役立つ関数が SUMIF関数 です。
SUMIF関数
SUMIF関数とは
SUMIF関数とは、指定された検索条件に一致するセルの値を合計する関数で、書式は;
のように表されます。
月別集計の例
月別集計 をする際のサンプルです。
▲左が日時データ、右が月別集計表
サンプルのような日時売上表の場合、まずは日付から「月」だけを抜き出す準備を行います。
C列に作業列「m」として、A列の日付の「月」だけを抽出します。
ここで使用するのが、MONTH関数 です。
MONTH関数で下準備
MONTH関数は、日付の月を1~12の整数で返す関数です。
これをC列に入力して、A列の日付の月を求めます。
セルC2に入る数式は;
となります。
▲セルC2にセルA2の日付の月が表示された
このセルC2の数式を下までコピーします。
▲C列に月が入った
月別集計表の作成
ここからが本題です。
E~G列に作った月別集計表を完成させます。
セルG2に SUMIF関数をつかった数式を入力して5月分の売上合計を表示させます。
入力される数式は;
となります。
▲セルC2~C9、B2~B9は絶対参照にします
これはつまり「C列の値が『5』の場合、B列の売上を合計する」ということです。
セルG2には、26,938,673 という合計値が表示されました。
この数式をセルG4までコピーして完成です。
以上で終了です。
ポイントは、あらかじめ MONTH関数を使って日付データから「月」を抽出しておくことです。
SUMIF関数にはまだまだ応用技があるので、折に触れひとつずつ紹介していきます。
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