レーダーチャート とは、模擬試験の結果表や自己分析表などで一度は目にしたことがある、文字どおりレーダーのようなグラフ(チャート)のことです。
エクセルでレーダーチャートを作っていると、取扱う数値によってグラフの 最大値 が固定されず困ることがあります。
そこで今回の h1r0-style.net は、レーダーチャートの最大値を固定する方法 をピックアップします。
レーダーチャートの作り方
基本パターン
まずは レーダーチャートの作り方 から。
サンプルとして、テスト結果のフィードバックレポートでありがちな表を作りました。
▲個人成績と学年平均が記された表
表全体を選択した状態で、エクセルのメニュー「挿入」タブを開きます。
[その他のグラフ] から「レーダーチャート」をクリック。
シート上にレーダーチャートが作成されます。
▲簡単にレーダーチャートが出来た
グラフのデザインを変更する
グラフが挿入された時点で、エクセルのメニューは「グラフツール」タブが有効になっています。
グラフのデザイン・レイアウト・書式はここで好みのものに変更できます。
レーダーチャートの軸の最大値
軸の最大値はデフォルトでは「自動」
さて、ここからが本題。
上のサンプルのようにそこそこ優秀な生徒の場合は、レーダーチャートの最大値は「100」になります。
しかし、グラフの最大値は100で固定されているわけではありません。
つまり、下のような(あまり優秀とは言えない)生徒の場合は、レーダーチャートの最大値は「80」などに変動してしまい統一した基準で見ることができません。
▲成績イマイチ。。。
▲軸の最大値が100にならない
レーダーチャートの最大値を固定する
軸の書式設定
成績の如何にかかわらず、軸の最大値をつねに「100」に固定する手順です。
まず、放射状に伸びる軸のひとつを選択します。
▲軸の上でクリック
軸を選択した状態で右クリックして「軸の書式設定」をクリックします。
▲「軸の書式設定」
「軸の書式設定」というフォームが表示されます。
[軸のオプション] の [最大値] の項目を見てみると「自動」にセットされていることがわかります。
この部分を「固定」に変更して、さらに値を「100」でセットします。
「閉じる」ボタンをクリックすると、レーダーチャートの軸の最大値が「100」に変更されています。
▲最大値が「100」に固定された
『レーダーチャートの最大値を固定する方法』は以上です。
他の関連記事とあわせて仕事や趣味に役立てていただければ幸いです。
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