各種契約日や振込み日・引落し日などで、セル上に翌月1日、10日、15日など任意の日付を表示させたいときってありますよね。
エクセルならこのような日付操作は簡単で、関数を使う場合もいくつかの方法があります。
そこで今回は『エクセルで翌月の日付 (1日・10日・15日) を自動で表示する方法』をピックアップします。
EOMONTH関数を使う場合
当月末日から起算する
まず最初の方法は、EOMONTH関数 を使う方法です。
EOMONTH関数とは、起算日から開始して指定した月だけ前あるいは後の月の最終日に対応するシリアル値を返す関数です。
シンプルに書けば「任意の日付の月末日(End Of MONTH)」を表示するための関数です。
当月の月末の日付が求めることができれば、月末の次の日は「翌月1日」となります。
下のサンプルで、セルB2に入る数式は;
となります。
最後の「+1」が、月末の「翌日」を指しています。
▲翌月1日が表示された
「+1」の部分を「+10」とすれば「翌月10日」、「+15」とすれば「翌月15日」となります。
また、=EOMONTH ( A2, -1 ) +1 とすれば、当月の1日が表示されます。
DATE関数を使う場合
YEAR関数とMONTH関数を組合せる
続いての方法は、DATE関数、YEAR関数、MONTH関数の3つの関数を組合せる方法です。
DATE関数とは、日付/時刻コードで指定した日付を表す数値を返す関数で、その書式は;
のように表されます。簡単ですね。
ここに、YEAR関数を「年」に、MONTH関数を「月」に当てはめて任意の日付を表示させます。
下のサンプルで、翌月1日を表示する場合のセルB2に入る数式は;
となります。
MONTH関数の部分で「(A2) +1」とすることで「翌月」を指定しているのがポイントです。
関数の補足
注意点として、セルA2の日付が「12月の日付」の場合は YEAR関数の部分に「+1」して年を越すようにしてください。
以上で「エクセルで翌月の日付 (1日・10日・15日) を自動で表示する方法」は終了です。
他の関連記事とあわせて仕事や趣味に役立ててください。
関連記事・広告
併せて読んでおくとさらに便利
エクセルで令和元年と表示されない時の対応方法
日付時刻・条件付き書式
エクセルで「令和元年」と表示されない時の対応方法を解説。令和元年になってMS Officeの令和対応はされたものの、「令和1年」と表示される。え?「令和元年」じゃない。。。さあどうする?
エクセルで日付を入れると曜日が自動で表示される方法|Excelのキホン
書式記号・日付時刻
セルに 日付を入れると曜日が自動で表示されるようにする方法。日付を手入力して、隣のセルにその日の曜日も手入力するなんてナンセンス。日付を入力したら、曜日は自動表示させましょう。
エクセルで今日の日付のセルに移動する方法|HYPERLINK関数
HYPERLINK関数・TODAY関数
エクセルで今日の日付のセルに移動する方法を解説。HYPERLINK関数を使って今日の日付が入力されているセルに一発で移動(ジャンプ)します。日付の並びが縦の場合と横の場合、それぞれ解説します。
今日の日付の色を変える (行に色をつける) 方法
条件付き書式・TODAY関数
エクセルで今日の日付の色を変える方法について解説。日付が変わっても常に 今日の日付のセルや行に色をつける (色を変える) ことができると、視認性もよくとても便利です。
エクセル 月末の日付・翌月末の日付・月末の最終営業日 を表示させる
EOMONTH関数, WORKDAY関数
エクセルで 月末の日付・翌月末の日付・月末の最終営業日 を表示させる方法を解説。請求書には「振込み期日」などで 月末日 や 翌月末の日付 がよく使われます。また、土日を除いた 月末の最終営業日 が...
エクセルで「2時間後」「3時間前」の時刻を求める|TIME関数
日付時刻
エクセルで 基準となる時刻の「〇時間後」「〇時間前」の時刻をもとめる「時刻の加算減算」 です。TIME関数を使って正しく処理する方法を解説します。
エクセルで曜日を表示する書式や関数を整理してみた
曜日
エクセルの曜日の表示形式・表示方法を整理してみました。曜日の表示方法は書式(表示形式)を変更したり、曜日の関数を使って表示したり「使い分け」が出来ると大変便利です。
※その他、関連記事はこの記事の下の方にもあります。