エクセルで最も多く利用される機能が、いわゆる「コピペ」ではないでしょうか。
これはご存知「コピー&ペースト(貼り付け)」。
これに類似する機能が「カットペースト」、切り取りと貼り付けです。
この「切り取り」ですが、なぜだか できないときがあります。
もちろん理由があるわけですが、忙しいときに 切り取りが使えないとストレスになりますね。
そこで今回は『切り取りができないときの対処法』をピックアップします。
切り取り
切り取りとはどんな機能なの?
エクセルの「切り取り」は、メモ帳やワードの 切り取りよりも高度な機能といえるでしょう。
エクセルの場合、セルに表示されている値は 単に文字列や数値として直接入力されたものだけではありません。
関数を使うことによって、他のセルを参照して(あるいは参照されて)いる場合が多いです。
エクセルで特定のセルを「切り取り」「貼り付け」した場合、セルの参照・被参照の関係を維持したまま 移動先に張り付けてくれます。 これはユーザーにとって非常に助かります。
切り取りができない
冒頭でも触れましたが、切り取りができない場合があります。
シートの保護がかかっている
切り取りができない原因のひとつは、貼り付け場所となるシートに保護がかかっている場合。
厳密には「切り取り」自体はできるのですが、貼り付けができない状態です。
貼り付けができないと「切り取り」も完了せず、元のセルには値や数式が残ったままの状態で「切り取りができない」となります。
対処方法はあたりまえですが、シートの保護の解除を行うことで問題は解消されます。
ブラウザのアドインの影響
その他の可能性として、エクセルとは関係のないところが原因になっているケースです。
Sypeを利用していると、Skype用のアドインが、IEやFire Foxなどのブラウザに登録されていて、エクエルのコピペや 切り取りができないような問題を起こすことがあります。
アドインは『Skype Click to Call xxxxxxxx』(xxxの部分はバージョンを表す数字が入ります)
Skypeを使っているユーザーは、パソコンのコントロールパネルから「プログラムの削除」(Windowsのバージョンにより表現は違います)から『Skype Click to Call』を削除します。
『エクセルで「切り取り」ができない時の対処法』は以上です。
他の関連記事と合わせて仕事や趣味に役立ててください。
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