エクセルのシート上に不規則に点在する「空白セル」。
それら複数の空白セルに一括で「N/A」や「回答なし」などの 共通の文字列 を入力したい。
こんなことありませんか?
空白セルを1つずつ選んで文字を入力、なんて気が遠くなりますよね。
でも大丈夫。便利な方法 があるのです。
そこで今回は『空白セルだけを一括選択する方法』と、それら複数の空白セルに『文字列を一括入力する方法』の2つをピックアップします。
空白セルを一括選択する
サンプルの下の表には「空白セル」が不規則に存在しています。(赤枠部分)
この複数の空白セルに「回答なし」という文字列を一括入力します。
まずは、点在する空白セルを一括で選択するステップからです。
空白を検知したいセル範囲(サンプルではセルB2~E7)をドラッグして選択します。
この状態で、メニューの「ホーム」タブ、「編集」セクションにある「検索と選択」をクリック。
さらに「条件を選択してジャンプ」をクリックします。
表示された選択オプションから「空白セル」を選んでOKをクリックします。
すると、空白セルだけがすべて選択された状態になります。
▲空白セルが一括選択された!
これで第一ステップは完了です。
複数の空白セルに文字列を一括入力する
つぎは、選択された複数の空白セルに任意の文字列を一括入力します。
サンプルでは「回答なし」という文字列を一括入力します。
すべての空白セルが選択された状態で、普通に日本語入力で「回答なし」とタイプします。
※まだカーソルはセルの中にある状態
ここがポイント
次のステップが重要です。
「回答なし」とタイプして、ふつうに Enterキーを押してしまうと、セルC3だけに文字列は入力されてしまい一括入力になりません。
文字入力は Ctrl + ENTER で終わらせます。
すると、選択されていたすべての空白セルに「回答なし」が一括入力されます。
▲すべての空白セルに「回答なし」が一括入力された
いかがでしたか? 覚えておいて損はない小技です。
以上で『空白セルだけを一括選択し同じ文字列を一括入力する方法』は終了です。
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