エクセルで掛け算 をするとき、どんな数式を使いますか?
おそらく、演算子「*」(アスタリスク) を使うことが多いのではないでしょうか。
それでも間違いではないのですが、掛け合わせる数値 や セルの数 が多いと「*」を使っていては大変です。
では、足し算のときはどうでしょう?
SUM関数 を使って、=SUM (○○:○○)あるいは、=SUM (XX, XX, XX)のように まとめて足し算 していませんか?
じつは、掛け算にも まとめて掛け算する関数 があるのです。
今回の h1r0-style.net はそんなお話です。
演算子「*」を使わずに掛け算をする方法
関数を使って掛け算をする
冒頭で述べたとおり、演算子「*」を使って 掛け算 をすると、掛け合わせる対象が多いときに数式が長くなりミスの元となるリスクがあります。
そんなときは、セル範囲や引数を まとめて掛け算する関数 を使います。
それが、PRODUCT関数 です。
PRODUCT関数
PRODUCT関数とは
PRODUCT関数 とは、引数の積を返す関数で;
のように表されます。
下の図表の場合、E列のセルにはB列、C列、D列の3つのセルの積が入ります。
ここで、セルE2に;
=B2 * C2 * D2
と入れてもよいのですが、演算子「*」を使わずにまとめて掛け算ができる PRODUCT関数 を使うと;
のようにシンプルに表現することができます。
PRODUCT関数のメリット
PRODUCT関数を使うメリットは、掛け合わせる数値やセルの数が多い場合に役に立つ ということです。
いうなれば、「SUM関数の掛け算バージョン」というところです。
上の表のセルE2に PRODUCT関数 を入れると
セルE2にはセルB2からD2までの積 36,000(円)が表示されました。
数式を下のセルにもコピーして完成です。
以上で、演算子「*」を使わず まとめて掛け算をする方法 PRODUCT関数について は終了です。
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