エクセルで任意のセル範囲の平均値を AVERAGE関数 を使って求めてみたら、、、
「あれ? なんか異常に数字が小さい。。。」
調べてみると、値が 0 (ゼロ) のセルまで含めて計算してる。
「0以外のセルの 平均値を求めたいのに、、、」
なんて経験はありませんか?
そこで今回のテーマは、『0以外のセルの平均を求める』です。
0以外の平均を求める
AVERAGE関数の特徴
「平均値を求める関数」と言えば AVERAGE関数 が真っ先に思い浮かびますが、AVERAGE関数は指定したセル範囲の平均をシンプルに計算するのが特徴です。
例えば、クラスのテストの平均点を出すときなどに適しています。
(=0点の生徒の点数も平均に含める)
ところが、0以外の値のみ平均値の対象にしたい場合は AVERAGE関数は適していません。
こんな時に役に立つのが、AVERAGEIF関数 です。
AVERAGEIF関数
AVERAGEIF関数とは
AVERAGEIF関数とは、特定の条件に一致する数値の平均(算術平均)を計算する関数で書式は;
のように表されます。
AVERAGE関数とAVERAGEIF関数の違いを検証
下のように、セルA1からA4までの平均を求める場合、AVERAGE関数を使った場合(セルD1)の数式は;
となり、答えは「2.5」という値が返ります。
一方、値が「0」のセルA2を除いた平均値を求めるために AVERAGEIF関数を使った場合、セルD2に入る数式は;
となり、答えは「3.333333...」という値が返ります。
ポイントは数式中の "<>0" の部分。
ここで「0以外」という条件を指定して平均を算出しています。
以上で『0以外のセルの平均を求める』は終了。
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