学生の頃、「順列・組み合わせ」の問題には悩まされましたねぇ。
実はアレ、エクセルでは関数で簡単に解けるのをご存知ですか?
今回はシンプルな順列・組み合わせの問題を関数を使って解いてみます。
順列・組み合わせを解く関数
順列を求める関数
互いに異なるn個のものからr個取り出してそれを1列に並べるときに、その並べ方の数を「順列」といいます。
PERMUT関数 を使用すると、この「順列」がかんたんに求められます。
例えば、クラス全員の中から「学級委員」「副委員」「書記」を1人ずつ選ぶときに、その選び方は何通りあるのか?
下のサンプルをつかいます。
クラスの人数を35名(セルB3)とした場合、それぞれの担当を1名ずつ選ぶときの選び方の種類を、セルB5にPERMUT関数 をつかった数式を入れて求めます。
このとき、セルB5に入る数式は;
となります。
数式の書式は;
と表されます。
この場合、「標本数」=クラスの人数(セルB3)、「抜き取り数」=役割「学級委員」「副委員」「書記」の数で「3」となり、正解は 39,270通りです。
組み合わせを求める関数
次は「組み合わせ」です。
組み合わせは,1つの集合の中からいくつかの要素を取り出して組み合わせるとき、その組み合わせの数のことです。
順列との違いは,「並べる順序は問題にしない」点です。
COMBIN関数 を使用すると、この「組み合わせ」がかんたんに求められます。
例えば、クラス全員の中から「文化祭実行委員」を3人選ぶときに、その選び方は何通りあるのか?
下のサンプルをつかいます。
クラスの人数を35名(セルB3)とした場合、委員を3名選ぶときの選び方の種類を、セルB5にCOMBIN関数 をつかった数式を入れて求めます。
このとき、セルB5に入る数式は;
となります。
数式の書式は;
と表されます。
この場合、「総数」=クラスの人数(セルB3)、「抜き取り数」=委員会の人数で「3 (名)」となり、正解は 6,545通りです。
学校で順列・組み合わせを勉強していたときは結構大変だったのに、エクセルってすごい。
以上で『エクセルを使って順列・組み合わせの問題を解く』は終了。
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