エクセル にデータを入力するとき「プルダウンリスト」から選択できると便利ですよね。
とくに、他者に入力作業をお願いするときには「プルダウン」を設定しておくといろいろメリットがあります。
そこで 今回は、『エクセルでプルダウンを設定する方法』です。
それ、やってみたかったんだよねー、という方は必見です。
プルダウンを設定する
プルダウンを設定するには、メニューの「データ」 タブの中、「データツール」セクションの中にある「データの入力規則」という機能をつかいます。
※メニューの見え方は Excelのバージョンや表示倍率によって異なります。
入力規則とは
入力規則とは、セルに入力される値に対して「自由入力」ではなく、表の管理者が設定した一定のルールの下で入力されるデータを規制するための機能です。
例えば、「半角英数で入力」とか「プルダウン に表示される中から選択」とか、ケタ数などもコントロールできます。
プルダウンの設定の使用例
まず最初に、プルダウンを設定したい セルを選択 します。
つぎに、メニューの「データの入力規則」をクリックすると、「設定」「入力時メッセージ」「エラーメッセージ」「日本語入力」 の4つのタブからなるフォームが表示されます。
▲これが入力規則フォーム
では、下図の表をつかってドロップダウンの 基本的な使用例を紹介します。
設定
「設定」タブではセルに入力する「データの種類」を規制します。
上の表では、回答欄に「Yes」「No」のみで 回答してもらいます。
まず、セルB2を選択した状態で、入力規則のフォームを表示させて、「設定」タブの「入力値の種類(A)」で「リスト」を選択します。
▲この「リスト」が ドロップダウンリスト のこと
※ 条件の設定の詳細については、過去記事 をご覧ください。
「リスト」にすると表示される 右側の2つのチェックボックスはオンのままで、「元の値(S)」に "Yes, No" と2つの入力候補を カンマで区切って入力します。
▲選択肢はいくつでも カンマで区切ればOK
これだけでも ドロップダウン としては機能します。
実際のシート上ではこうなります。
入力時メッセージ
ここでは、ドロップダウンにさらに細かい設定を施してみましょう。
「入力時メッセージ」タブを開きます。
ここでは、入力規則の対象セルを選択したときに表示されるメッセージを設定します。(※必要時のみ)
例として、タイトルに「入力規則」、メッセージに「Yes か No で入力してね」と設定します。
▲セル選択時のメッセージを設定しておく
実際のシート上ではこうなります。
エラーメッセージ
「エラーメッセージ」タブには [設定] タブで指定した Yes / No 以外の入力があった場合の エラーメッセージを表示させます。(※必要時のみ)
(=ドロップダウンの設定に反する入力があった場合の警告)
「スタイル」でメッセージアイコンが設定できます。(複数から選択が可能)
タイトルとエラーメッセージ『Yes / No 以外の文字が入力されました』を設定します。
実際のシート上ではこうなります。
日本語入力
「日本語入力」タブでは、セル選択時の IMEの設定を指定します。
サンプルのようなリストから選択する場合は設定不要ですが、例えば氏名の(フリガナ)欄の入力時には「全角カタカナ」に自動でIMEの設定が変わるような仕掛けです。
全てのタブの設定が完了したら、フォーム右隅の「OK」をクリックして完了です。
以上で『エクセルでプルダウンを設定する方法』は終了。
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