貴方がさまざまな WEBサイトで「メンバー登録」をする場合、「年齢」ではなく「生年月日」を情報として求められるケースが多いのではないでしょうか。
今回は、生年月日から満年齢を計算する方法をピックアップします。
生年月日から年齢を自動計算する
満年齢を計算してプロモーション
企業としては「年齢」そのものよりも「生年月日」を情報として収集するようになっています。
なぜなら、『当日(あるいは任意の日付)に〇〇才の人』という条件で、生年月日から 満年齢 を算出してターゲットとなる顧客を抽出した方がマーケティングに活用しやすいからです。
たとえば、30周年をむかえる企業がプロモーションとして、「今年30歳を迎える人」にダイレクトメールやプロモーションのメルマガを送付するケースなどです。
そこで重要なのが「年齢計算」の技術です。
DATEDIF関数
エクセルで年齢計算
さて、生年月日の情報が入った名簿が手元にあって、それをもとに年齢計算して何かに役立てたいとき、エクセルならばその年齢計算が可能です。
エクセルで生年月日から 満年齢を計算 するには、DATEDIF関数 を使います。
EXCEL の DATEDIF は「ウラ関数」?
DATEDIF関数 をご存じない方も多いかもしれません。
それもそのはず。 実はこの DATEDIF関数、[関数の挿入][関数の貼り付け]ダイアログでは表示されず、セルに直接入力しないといけない「ウラ関数」なのです。
一説には他のアプリケーションとの互換性を保つためにサポート的に用意されたものだとか。
DATEDIF関数のフォーマットは;
具体例で説明しましょう。
EXCELで今日の日付の満年齢を算出
例として、今日の時点での満年齢を生年月日から算出してみましょう;
終了日(第二引数)=今日の日付(TODAY())
ここまで大丈夫でしょうか?
第三引数の「単位」にはバリエーションがあり、状況によって使い分けが可能です。
下のような表があった場合、セルB2にはどのような式が入るでしょうか?
正解は、「=DATEDIF(A2, TODAY( ), "Y")」です。
これで、もし顧客情報から生年月日の情報を引き出すことができても、年齢が表示されない場合などはデータをCSVなどで出力してエクセルを使って年齢計算をすることが可能です。
※運用上の注意点として、このDATEDIF関数で求められる「満年齢」は誕生日が来ると1歳加算される仕様になっています。
「なにがいけないの?」と思われる方もいらっしゃると思います。
実は、「年齢計算ニ関スル法律」では、満年齢は誕生日の前日に1歳が加えられるとなっています。これに準じた場合、上記の計算式は「=DATEDIF (A2, TODAY( )+1, "Y")」となります。
ま、そこまで厳密にこだわるならばですが。
ぜひ仕事で活用してみてください。
関連記事・広告
併せて読んでおくとさらに便利
今日の日付の色を変える (行に色をつける) 方法
条件付き書式・TODAY関数
エクセルで今日の日付の色を変える方法について解説。日付が変わっても常に 今日の日付のセルや行に色をつける (色を変える) ことができると、視認性もよくとても便利です。
エクセル 月末の日付・翌月末の日付・月末の最終営業日 を表示させる
EOMONTH関数, WORKDAY関数
エクセルで 月末の日付・翌月末の日付・月末の最終営業日 を表示させる方法を解説。請求書には「振込み期日」などで 月末日 や 翌月末の日付 がよく使われます。また、土日を除いた 月末の最終営業日 が...
HLOOKUP関数とVLOOKUP関数の違いと使い方
HLOOKUP関数・VLOOKUP関数
「HLOOKUP関数」をご存知ですか? HLOOKUPとVLOOKUPとの違いについて解説します。HLOOKUPを使った複数条件に合致するデータの抽出方法や、HLOOKUPの[#N/A]エラーを非表示にする方法などなど。
EXCELでベスト5の順位表を作る方法 Part 1
LARGE関数・RANK関数
学校の成績ベスト5、〇〇の都道府県別ベスト10。。。 日々データ分析に携わっていると、仕事でも何かと「順位」「ベスト〇位」を求められることがしばしばです。
株価チャートの作り方|Excelで株価のグラフを作る
Excelグラフ
株価チャートの作り方と見方を図解します。株価のグラフがうまく作成できないという方は「表の並び」が良くないかもしれません。ローソク足の見方にも触れていますので、ぜひ当サイトをご一読ください。
※その他関連記事は、このページの下の方にもあります。