関数 EXCEL&VBA

エクセルで最小公倍数・最大公約数を求める関数




わたしは エクセルを計算機代わりに使うことがあります。
皆さんはどうですか?

例えば、最小公倍数最大公約数 を求めたいとき、計算機だと「???」ですが、エクセルならば簡単に求めることが出来ます。

今回は、エクセルで最小公倍数や最大公約数を求める関数についてピックアップします。

最小公倍数の求め方

エクセルで最小公倍数を求めるには、LCM関数 が役に立ちます。

最小公倍数を求めるLCM関数

LCM関数とは、指定した整数の最小公倍数を計算する関数で、書式は;

LCM ( 数値1, [数値2], ... )

のように表されます。
ちなみに LCMとは、Least Common Multiple の略。

下のサンプルを用意しました。

この場合、セルD3に入る数式は;

LCM ( A3:C3 )

となります。


▲セルD3に最小公倍数が表示された

引数の「数値1, [数値2], ...」の部分はセル範囲で指定してもOKだということがわかりますね。


最大公約数の求め方

最大公約数を求めるには、GCD関数 が役に立ちます。

最大公約数を求めるGCD関数

GCD関数とは、指定した数値の最大公約数を計算する関数で、書式は;

GCD ( 数値1, [数値2], ... )

のように表されます。
GCDは、Greatest Common Divisor の略です。

下のサンプルを使います。

この場合、セルD3に入る数式は;

GCD ( A3:C3 )

となります。


▲セルD3に最大公約数が表示された

GCD関数も LCD関数と同様に、引数の「数値1, [数値2], ...」の部分はセル範囲で指定してもOK。

以上で『エクセルで最小公倍数・最大公約数を求める関数』は終了です。
他の関連記事と合わせて仕事や趣味に役立ててください。

関連記事・広告



併せて読んでおくとさらに便利

COUNTIF で「を含む」データをカウントする|Excel 関数
COUNTIF関数・ワイルドカード
COUNTIF関数を使い「~を含む」データをカウントする方法を解説。ExcelのCOUNTIF関数で任意の文字列を含むセルをカウントする にはちょっとした工夫が必要なのです。ヒントは「ワイルドカード」。

エクセルで曜日別に集計する(売上·平均)|Excelのキホン
曜日・集計
エクセルで曜日別の集計をする方法 について解説。曜日別の集計データ はマーケティングにとって欠かせない材料のひとつです。基本的な関数の組合せで、曜日別の売上や平均を算出することが可能です。

DSUM関数で特定の文字列を含む項目の売上げ合計を求める
集計・DSUM関数
DSUM関数の使い方を解説します。SUMIF関数では集計できない「含む」「始まる」といった条件に当てはまる項目の集計をするには DSUM関数 が役に立ちます。

エクセルで時間の足し算をする|24時間を超える合計表示
書式記号・集計
エクセルで時間の足し算をする方法を解説。労務管理などで 時間の足し算をするときに合計が 24時間以上でも正しく合表示させるクニックです。時間の足し算ができない、合わないという方は必見です。

※その他、関連記事はこの記事の下の方にもあります。




-関数, EXCEL&VBA
-,