株価チャートの作り方｜Excelで株価のグラフを作る

今回の h1r0-style.net は、Excelのグラフ機能を使って「株価チャート（ローソク足）」を作ります。

株価を自分の Excel に取り込んでおけば(コピペでよい)、自分なりの分析や予測が可能です。

表で管理するだけでも関数を使った分析などは可能ですが、表を基にした「株価チャート」があれば視覚的に値動きを捉え易くなるので更に便利になります。

ちょっとしたポイントさえ押さえておけば、誰でも簡単に Excelで株価チャートを作成できます。

株価チャートとは

株価チャート とは、株価の動きをグラフ化したものです。
種類はいくつかあるのですが「ローソク足」と呼ばれるチャートが一般的で、任意の期間の四本値（始値・高値・安値・終値）と上ひげ・下ひげで構成されています。

株価チャートを作ることで 株価の動きを可視化し、値動きを読み取るうえで重要なツールとなります。

株価チャートの元データづくり

まずは 株価チャート の元になる表を用意します。
おそらくこの記事を読もうという方は、すでにデータをお持ちだと思いますが。

実は、この段階で 株価チャート 作りの重要なポイントがあります。

四本値の並び順

元データに必要なのは、日付と四本値（始値・高値・安値・終値）ですが、必ずいま述べた順序で並んでいる必要があります。

「株価チャートが作成できない」という方は、まずこの点を確認してみてください。

で、サンプルが下図のような感じですね。

▲期間は後述しますが長い方が良いです

株価チャートのグラフを作る

では、Excelで株価チャートを作成します。

グラフの挿入

上で用意した表を選択した状態でメニューから；
挿入 > その他のグラフ > 株価チャート を選択します。

▲画像はExcel2010です

株価チャートのグラフは４種類ありますが、今回は四本値（始値・高値・安値・終値）を可視化した「ローソク足」（左から2番目）を選択します。

簡単に株価チャート（ローソク足）ができましたが、右側の凡例がじゃまなので削除し、さらにグラフの波動が小さいので「軸の書式設定」で縦軸の目盛りの最小値を 150 に設定します。
また、横軸の日付の書式ももう少しすっきりとした書式に変更します。

▲これで見易い株価チャートになりました

株価チャート・ローソク足の見方

ここまで Excelでの 株価チャートづくりを説明してきましたが、出来上がったローソク足の見方にも触れておきましょう。

上の図がすべてなのですが、左側の白い箱（または赤）は値上がりした動きを示しています。
その上下に伸びる「上ひげ」「下ひげ」は最高値と最安値を表していて、その日（あるいは期間）の四本値（始値・高値・安値・終値）を可視化しています。

同様に、右側の箱は値下がりの動きを示します。色は黒かったり青かったりして、ネガティブなニュアンスを伝えます。
ひげは最高値と最安値、という点で左側のチャートと同じです。

そして、株価チャート・ローソク足にも期間がいろいろあります。
日単位の四本値をつかったものは『日足』、週単位であれば『週足』、月単位であれば『月足』と呼ばれます。
今回のサンプルは『月足』です。

上昇相場に騙されないために

以上で Excelで株価チャートを作る方法 についての解説は終わりですが、上昇相場に騙されないためには、株価チャートは（最低でも）過去５～10年位の長いスパンで動きを見ることをおすすめします。
一時的な上昇や下落に左右されないで、本当の好機やリスクに気付くのが肝要です。

株価チャートを作成するときは十分なデータボリュームでトライしてくださいね。

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