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WordPressで予約投稿する方法と意外な失敗例





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WordPress で記事を投稿する場合、その投稿タイミングはいつでもいいってワケじゃない。

ユーザーの反応がよい曜日や時間帯を狙って投稿することもあると思います。
ところが、投稿予定日に用事があって管理画面にログインできなくて計画どおりに投稿できない、なんてことは少なくありません。

今回は WordPress であらかじめ投稿される日時を予約しておく「予約投稿」の方法と、失敗事例もあるのでその主たる原因についても解説します。




WordPressで投稿日時を予約する

WordPressで予約投稿を設定する手順

まずは予約投稿の設定方法から。
記事の「公開」ボタンは、記事の編集画面の右上にあるのはご存知のとおりです。

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一見、WordPressでは「公開」ボタンをクリックしない限りは投稿できず、予約投稿は不可能な体裁ですね。
ですが、よく見ると「すぐに公開する」の右に「編集」リンクがあります。

ここで「未来の日時」を指定できるのです。

予約投稿機能の動作確認【検証】

公開日時を設定する

試しに h1r0-style.net の次回投稿予定となっている「U-NEXT」に関する記事(この記事がアップされる時には過去記事でややこしい)の投稿日時を編集してみます。

今日は9月10日ですが、明日9月11日の 13:30 に設定します。

wordpress%e6%8a%95%e7%a8%bf%e6%97%a5%e6%99%82%e3%81%ae%e7%b7%a8%e9%9b%867左下の「OK」ボタンをクリックすると投稿予定日時が指定され、右下の「公開」ボタンは「予約投稿」という表示に切り替わります。

wordpress%e6%8a%95%e7%a8%bf%e6%97%a5%e6%99%82%e3%81%ae%e7%b7%a8%e9%9b%864この予約投稿」ボタンをクリックすると、日付は未来の日付のままボタン表記は「公開」に戻ります。

wordpress%e6%8a%95%e7%a8%bf%e6%97%a5%e6%99%82%e3%81%ae%e7%b7%a8%e9%9b%865※一番単純な予約投稿の失敗例として、この「予約投稿」ボタンのクリックし忘れがあります。

そして、WordPress の「投稿一覧」の画面を見てみると、右端の列「日時」のところの表記が「予約済み」となっています。

wordpress%e6%8a%95%e7%a8%bf%e6%97%a5%e6%99%82%e3%81%ae%e7%b7%a8%e9%9b%866
これで予約投稿は完了です。
あとはこのまま指定日時が来るのを待ちます。

予定時刻に公開されているか確認

さて、投稿が予定されている9月11日です。当然ですが、午前10時過ぎの段階ではまだ「U-NEXT」の記事はアップされていません。

wordpress%e6%8a%95%e7%a8%bf%e6%97%a5%e6%99%82%e3%81%ae%e7%b7%a8%e9%9b%869▲時刻がわかるようにスマホのスクリーンショットにしています。

そして予定の 13:30 になりました。
サーバーのタイムラグも若干あることを考慮して少しだけ時間をおいて、まずは WordPress の管理画面にログインしてみます。

「投稿一覧」の画面をみると、「日時」の列の表記が「公開済み」、そして時間は「1分前」となっているではありませんか。
予約投稿成功です。

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実際にサイトのトップページにアクセスしてみると;

wordpress%e6%8a%95%e7%a8%bf%e6%97%a5%e6%99%82%e3%81%ae%e7%b7%a8%e9%9b%8610▲トップ記事が「U-NEXT」の記事に変わっています。(13:32)

検証としては、タイムラグもほとんどなく問題なく成功しました。

予約投稿が失敗する場合

予約投稿の失敗要因

WordPress での予約投稿の失敗要因のひとつ目として、前述のとおり、投稿予定日時の設定時に最後の「予約投稿」ボタンをクリックしていないパターンがあります。

設定のフローにも誤解を与える要素があるのですが、日時を指定したあとに「OK」ボタンをクリックした段階で投稿予約が完了したかのような印象を与えてしまいます。

そのアクションによって表示された「予約投稿」のボタンは、指定日時が来ると自動で記事が投稿されてボタンが「更新」になるような勘違いをしてしまうのです。

ウソのようなホントの話ですが、とくに初心者の方、初めてWordPressで予約投稿する方は要注意です。

キャッシュ系プラグインのいたずら

表示速度を速くするために、一時的に作ったファイルが「キャッシュ」です。
これは厳密には最新ではない古い情報を表示しているため更新に対応できなくなります。
キャッシュをクリアしないと新しい投稿は反映されません。

予約投稿がうまくいかず、WP Super Cache や WP File Cache などのキャッシュ系プラグインが有効になっている場合は、これらを停止しておくと対応できる可能性があります。
要はキャッシュをリリースするということです。

アクセスがないと公開されない!?

WordPressの仕様として、予約投稿はただその時刻がきたからといって公開されるわけではなく、アクセスがあって初めてトリガーがはじかれるといった記事も散見されます。

h1r0-style.net はそれなりにアクセスはありますが、今回の検証では設定時刻のわずか1分後には状態を確認して公開されていることが確認できたので、その仕様については現在は違っているのかもしれません。
※その時点でアクティブユーザーがいたということは完全には否定できませんが。

その他

これは WordPressのフォーラムからの引用ですが、予約済み投稿の公開がうまくいかない場合、wp-config.phpの設定を変更することで解決する場合があるそうです。

【参考リンク】
WordPress.orgフォーラム

以上となりますが、みなさんの成功を祈ります。

※この記事も予約投稿でアップしたものです。

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