
Excelを使っていると、「コメント」と「メモ」という似た機能を見かけることがあります。
しかし、この2つには 明確な役割の違い があり、うまく使い分けることで作業効率や情報共有の質が大きく向上します。
本記事では、エクセルで知っておきたい「コメント」と「メモ」の違い、その特徴、そして実務での最適な使い分けについて詳しく解説します。
コメントとは?
コメントは、セルに注釈を付ける機能で、特に「レビュー」「意見交換」「作業指示」など、複数人でのやり取りを前提とした注釈に向いています。
現在のExcelでは “スレッド形式のコメント” が採用されており、対話のように返信を残すことができます。
そのため、共同作業中に「なぜこの値なのか」「確認しました」など、履歴を残しながらコミュニケーションを取りたい場面に最適です。
【特徴】
- 返信ができる(スレッド形式)
- メンション(@ユーザー)が可能
- コラボレーション向き

▲コメントの一例(コミュニケーションできる)
メモとは?
メモは、旧来の「コメント」機能に当たるもので、セルに単純な補足情報を書き込むための軽量な付箋のような機能です。
共同作業のやり取りには向きませんが、「注意点」「計算ルール」「データの出典」など、作業者に向けた説明を簡潔に残したいときに便利です。
【特徴】
- シンプルで表示が軽い
- 補足説明用途に最適
- 返信やメンションは不可

▲メモの一例
コメントとメモの違い一覧
| コメント | メモ | |
|---|---|---|
| 用途 | やり取り・レビュー | 補足説明 |
| 返信機能 | あり | なし |
| メンション | 可能 | 不可 |
| 表示 | スレッド形式 | 付箋のように表示 |
実務での使い分け方
用途を間違えると、データの読み手が混乱し作業効率が落ちてしまいます。
状況別のおすすめ使い分けを紹介します。
「共有ファイル」で複数人が意見を残す
→ コメントを使用
修正依頼や確認事項を明確に残せ、やり取りの履歴も管理できます。
「自分用のメモ」や「最低限の注意書き」
→ メモを使用
セルの入力ルールや計算式の根拠など、作業の補足をシンプルに残せます。
「取引先に渡す資料」
→ 基本はメモを使用 or 削除
コメントが残ったまま共有すると誤解を招くため、必要最低限に。
■ まとめ
エクセルの「コメント」と「メモ」は、似ているようで利用目的が明確に異なる機能です。
- コミュニケーション → コメント
- 補足情報 → メモ
この違いを押さえて使い分けることで、作業効率の向上はもちろん、ファイル共有時の誤解や手戻りも大幅に減らすことができます。
ぜひ普段の業務に取り入れてみてください。
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