
Excelで複数のシートを使ってデータを管理していると、「全シートを一括で集計したい」と思うことはありませんか?
そんなときに活躍するのが 「3D参照」 です。
これは、複数のワークシートにまたがって同じセル位置にあるデータをまとめて参照するExcelの便利な機能です。
この記事では、「3D参照とは何か?」という基本から、具体的な使い方や注意点まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
「3D参照」とは?
Excelの「3D参照」とは、複数のワークシートにまたがる同じセルやセル範囲を一括で参照する方法です。
例えば「=SUM(Sheet1:Sheet3!A1)」のように記述すると、Sheet1〜Sheet3のA1セルの値を合計できます。
データの集計にとても便利です。
3D参照の基本構文と仕組み
3D参照の基本構文は、以下のように記述します。
この式は、シート1からシート3までの各シートにあるセルB2の値を合計するという意味です。
3D参照では、次の3つの要素を組み合わせて参照します。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 関数 | SUM、AVERAGE、MAXなど集計系関数 |
| シート範囲 | 先頭シート:末尾シート |
| セル番地 | 共通のセル位置(例:B2) |
具体例:売上シートの合計を出す
たとえば、以下のように月別の売上がそれぞれのシートに記載されているとします。
- January シート:B2に売上100
- February シート:B2に売上200
- March シート:B2に売上150

▲各シートのセルB2には売上金額が入力されている
これらを合計したい場合は、次のような数式になります。
この式を入力したシートに、3つのシートのB2セルの値(100+200+150=450)が表示されます。

▲3D参照で一発集計!
3D参照のメリット
シートごとに同じレイアウトであれば一括集計が簡単
毎月の売上、支店別の在庫など、同じ構成のシートが複数ある場合に最適です。
数式が短く、ミスが少ない
個別にシートを指定するよりも、スッキリした式で可読性も高いのが特徴です。
3D参照の注意点と制限
3D参照は便利ですが、いくつかの注意点もあります。
⚠ 途中にあるシートすべてが対象になる
例:=SUM(January:March!B2) の場合、Februaryがシート順に含まれていないと対象外になります。
⚠ 対象シートを移動すると参照が崩れる
シートを並び替えると3D参照の範囲も変わるため、シート順には注意が必要です。
⚠ INDIRECT関数とは併用できない
動的にシート名を参照したい場合には3D参照は使えず、別の関数構成が必要になります。
3D参照の活用シーン
- 月別売上・コストの集計
- 支店別売上の一括計算
- プロジェクト単位の進捗集計
- 同フォーマットで入力された複数シートの統一管理
特にテンプレート的に同じ表を毎シートで使っている場合に、作業効率を大幅に上げることができます。
まとめ:3D参照を使って効率的な集計を
Excelの「3D参照」は、複数のワークシートにある同じセル位置のデータをまとめて集計できる便利な機能です。
構文もシンプルで、使いこなせば日々の集計作業が格段に楽になります。
ただし、シートの順序や構成の統一性に注意することが重要です。
ぜひあなたのExcel作業に3D参照を取り入れて、作業効率をアップさせましょう!
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