渋谷に 1フロア丸ごと『漫画の世界』なホテルがあるのをご存じだろうか？
そのホテルは、SHIBUYA Hotel En 。
ビジネスホテルを中心に全国に16軒のホテルを展開する「コートホテル」が運営するホテルだ。
トップ画像を見てもわかるように、ホテルの通路にアスファルトの路面と同じセンターラインが描かれ、妥協なく世界観を演出している。
今回の h1r0-style.net ではこのホテルの１フロアに焦点を当てて、皆さんにその「世界観」の一部を味わってもらおうと思う。
コートホテルの新境地
コートホテルは、2012年4月に渋谷のシティホテルの運営を受託し、2016年2月5日にリブランドオープンした。
そのホテルが今回紹介する、SHIBUYA Hotel En だ。
「日本らしさ」を感じさせるデザイン
このホテルがこだわっているのは、「日本らしさ」。
2階から9階の客室フロアを使って、日本らしさを異なる世界観で表現したのが最大の特徴だ。
2階 漫画フロア
クールジャパンの象徴、漫画の世界
3階 手ぬぐいフロア
日本の四季を手ぬぐいで表現
4階 京町家路地フロア
京町家の路地を表現
5階 北斎 赤富士フロア
「凱風快晴」の赤富士が廊下一面に
6階 能舞台フロア
能面などで能の世界を表現
7階 千本鳥居フロア
千本鳥居で伏見稲荷大社をイメージ
8階 森羅万象フロア
神道の「八百万の神」(注) への思い
(注) やおよろずのかみ
9階 和フロア
土壁・天井の曲線で茶室をイメージ
美少女が渋谷を道案内
なかでも今回ピックアップしたいのが、２階の「漫画フロア」。
ただ単に壁に漫画が描かれているというレベルではない。
漫画フロアでは、スクランブル交差点からホテルに至る道のりを漫画で表現していて、『バイクに乗った美少女が道案内をする』というコンセプトになっているのがニクイ。
▲壁面にリアルに描かれる渋谷の街並みと、そこをホテルまで近未来的なバイクで案内する美少女
▲もちろん SHIBUYA Hotel En もしっかりと描かれている
これぞ クールジャパン
漫画といえば、いま日本が国を挙げて世界に向けて発信している日本の強み「クールジャパン」の重要な一角を担っている。
いま日本政府が「国策として」戦略産業分野である 日本の文化・産業の世界進出の促進や国内外（とくに海外）へ発信しているコンテンツそのものや、それらが評価されている現象そのもの。
具体例としては、映画・音楽・漫画・アニメ・ドラマ・ゲームなど の大衆文化を指す場合が多い。
また、自動車・オートバイ・電気機器などの日本製品や産業、現代の食文化・ファッション・現代アート・建築などを指す場合もある。
日本の武士道に由来する武道、伝統的な日本料理・茶道・華道・日本舞踊など、日本に関するあらゆる事物が対象となりうる。
ウィキペディアより一部抜粋・編集
妥協のない世界観の演出
トップ画像にある通路のセンターラインもそうだが「漫画の世界」であることにとことん徹している。
ホテルのドアに表示されているルームナンバーが「吹き出し」になっていたり、キャラクターデザインやメカニックデザインもしっかり描きこまれていたり。
設定がしっかりしているのだろう。
いずれも漫画好きの満足度を損なうことなく演出されている。
▲トップ画像の通路の突き当りで待っている美少女
きゃりーぱみゅぱみゅさんに代表される "KAWAII" 世界観も日本が世界に向けて発信している独自文化のひとつ。
そして、キャラクターだけでなく、メカニックデザインも一切の妥協なし！
▲ドアのルームNo.（右上）も「吹き出し」風で細かな演出も忘れていない
▲ちゃんとメガネっ娘もいる Japanese "KAWAII" のバリエーション
キャラクターデザインについてもマーケティングされているのだろうか？
いまや漫画やアニメはアキバだけではない。
一度このフロアを見に宿泊してみてはどうだろう。
SHIBUYA Hotel En
住所：東京都渋谷区円山町 1-1
営業時間：
[Check In] 15:00
[Check Out] 11:00
アクセス：
JR山手線 渋谷駅（ハチ公口）よりスクランブル交差点を109方向に向かう。
109を右側の道路に入り直進、東急百貨店本店を左斜め前方へ進む。
最初の交差点の左角の建物の中、2階にバイクに乗った美少女はいる！
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賢明な h1r0-style.net の読者の皆さんならば、宿泊予約はしっかり事前に料金比較してから決定してくれますよね。
※画像の出典は Booking.com
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