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エクセルで月ごとの足し算を行う方法

エクセルでデータを管理していると、「ごとに足し算をしたい」というシーンがよくあります。

例えば、売上データや経費の集計など、毎月の数値を合計したり、月単位での変化を分析したりする際には、月ごとのデータの合計が求められます。

本記事では、エクセルを使って月の足し算を正確に行う方法を解説します。
具体的には、SUMIF関数 SUMPRODUCT関数 を活用し、特定の月のデータだけを足し合わせる方法をご紹介します。



エクセルで特定の月のデータを足し算する方法

エクセルで特定の月のデータだけを合計したい場合、条件付きの足し算が便利です。

例えば、「SUMIF」関数を使用することで、月を指定してその月のデータのみを合計できます。
「SUMIF」関数は、特定の条件に一致するセルを合計する関数で、月ごとにデータを足し算するのに適しています。

SUMIF関数の使い方

まず、SUMIF関数の基本的な構成を確認してみましょう。

SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)

・ 範囲: 条件を適用するセル範囲を指定します。
・ 条件: 合計したいデータの条件を指定します。今回は「月」の条件を設定します。
・ 合計範囲: 実際に合計したい数値の範囲を指定します。

月ごとのデータを足し算する数式例

例えば、A列に日付が入力され、B列に売上データが入力されている場合、特定の月だけを足し算する方法は次の通りです。

1. 日付から月を抽出するため、エクセルの「MONTH」関数を使います。
_A列のデータに対してMONTH関数を使い、指定した月だけを抽出して合計します。

SUMIFMONTH(A2:A31), 5, B2:B31)

上記の例では、5月のデータだけを足し算するように指定しています。
A列の日付から「5月」のデータを抽出し、B列の売上データを合計することで、月ごとの集計が可能になります。

配列がうまく処理できない場合は、下の SUMPRODUCT関数を使った方法を実践してください。

SUMPRODUCT関数を使った月ごとの足し算

SUMPRODUCT」関数を使用すれば、より柔軟な条件で月の足し算が可能です。
SUMPRODUCT関数は複数の条件を指定できるため、月ごとのデータを抽出して合計するのに便利です。

SUMPRODUCT((MONTH (A2:A31)=5)*(B2:B31))

この数式では、A列の日付から5月のデータのみを抽出し、B列のデータを合計しています。
SUMPRODUCT関数を使用すると、条件付きの計算がより簡潔に行えるため、複雑な月ごとの集計でも効果的です。


▲A列の日付が 5月の売上だけを集計した

実際の業務での活用例

「エクセル」での月の足し算は、売上の集計、支出の管理、勤怠データの確認などさまざまな業務に役立ちます。

例えば、月末に特定の月の売上合計を確認する際や、複数の月のデータを比較したい場合などに有用です。
特に、データが大規模な場合は、関数を活用して月ごとに絞り込むことで効率的に集計が可能です。

まとめ

エクセルで月ごとの足し算を行う際には、「SUMIF」関数や「SUMPRODUCT」関数がとても役立ちます。
いずれも、条件に合った月のデータだけを抽出して足し算することができるため、特定の月の合計を簡単に算出できます。

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