エクセルの「予測シート」は、過去のデータから将来の数値を予測する便利な機能です。
しかし、いざ使おうとすると「予測シート」が表示されない、または正しく機能しないことがあります。
本記事では、エクセルの「予測シート」の基本的な使い方と、使えないときの原因と解決策について解説します。
予測シートの基本的な使い方
データを準備する
・ 時系列データをエクセルに入力します。
・ 日付または時刻のデータが左側、数値データが右側に配置されていることを確認します。
「予測シート」を作成する
・ 表のセル範囲を選択する
・ 「データ」タブをクリック
・ 「予測シート」ボタンを選択
・ 予測グラフが表示されるので、必要に応じて オプション設定を変更し「作成」をクリック
これで予測シートが作成されるはずですが、うまくいかない場合にはいくつかの原因が考えられます。
予測シートが使えないときの原因と対処法
1. データが正しく入力されていない
原因:
「予測シート」は時系列データをもとに計算を行いますが、日付や数値データの形式が正しくないと機能しません。
また、実績データが少ないと予測の精度も下がります。(サンプルは少ないですが)
解決策:
・ 日付が「テキスト」形式ではなく「日付」形式になっているか確認
・ 数値データが空白や文字列を含んでいないかチェック
・ 実績データは多めに入力しておく
2. データ範囲の選択が不適切
原因: 予測対象のデータ範囲が誤っていると、「予測シート」が作成されないことがあります。
解決策:
・ 適切な範囲が選択されているか確認
・ データが連続しているかチェック
※※画像※※
3. エクセルのバージョンが古い
原因: 「予測シート」はExcel 2016以降の機能であり、それ以前のバージョンでは利用できません。
解決策:
・ 使用しているエクセルのバージョンを確認し、古い場合はアップデートまたは最新版に変更
4. アドインや設定の影響
原因: 一部のアドインや設定が干渉して「予測シート」が正常に動作しないことがあります。
解決策:
・ 「セーフモード」でエクセルを起動し、問題が解決するか確認
・ 不要なアドインを無効化して試す
まとめ
エクセルの「予測シート」が使えない場合、まずはデータの形式や範囲を確認し、エクセルのバージョンや設定を見直すことが重要です。
本記事で紹介した対処法を試し、問題を解決してください。
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