今回は表データを「あいうえお順」に並べ替える方法です。
膨大な氏名や企業名の一覧表を 瞬時に「あいうえお順」に並べ替えられたら、一覧としてのクオリティが一段上がります。
エクセルでは簡単に並べ替えができるのでぜひ覚えておきましょう。
あいうえお順に並べ替える
下のサンプルを使います。
※データはすべて架空のものです
表データを あいうえお順 に並べ替えるには、次の手順に従います。
対象のデータ範囲を選択します。
サンプルではなるべくシンプルな操作にしたいので、A～E列を列ごと範囲指定します。
▲AからE列をまるっと選択
並べ替えとフィルター
メニューの［ホーム］タブの［編集］グループにある［並べ替えとフィルター］をクリックします。
［ユーザー設定の並べ替え］をクリックします。
[並べ替え] のダイアログが表示されたら、[列] の「優先されるキー」を、表のC列にあたる「氏名（よみ）」に設定します。
このときに、元となる表データに「ヘッダー行」が存在する場合は、[並べ替え] ダイアログ右上のチェックボックス「先頭行をデータの見出しとして使用する」にチェックが入った状態にしておきます。
これでヘッダー行は並べ替えの対象から除外される ことになります。
[並べ替えのキー] や [順序] はデフォルトの「セルの値」「昇順」のままです。
[OK] ボタンをクリックすれば、あいうえお順 の並べ替えの完成です。
▲あいうえお順に並び替わった
エクセルの表を「あいうえお順」に並べ替える方法は以上ですが、上の表をみて「おや？」と思った方がいらっしゃるかもしれません。
そう。A列の番号です。
行を並べ替えたにもかかわらず、順番が崩れていません。
ROW関数をつかう
行を並べ替えても項番の並びを崩したくないときには、ROW関数をつかいます。
実はサンプルのセルA2（から下）には；
という数式が入っていました。
ROW関数は、対象セルの行番後を返す関数ですが、ヘッダー行の1行を引くことで正しい番号が振られます。
▲セルA2には行番号「２」より1少ない「１」が表示された
あいうえお順に並べ替えるような場合は、このような一工夫が光ります。
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