今回はエクセルの『リボン』に関するあれこれをまとめてみました。
Office 2007から登場したリボンですが、ときに便利にときに邪魔に(笑)なりつつも、オフィスワークをする我々にとって身近な存在となっています。
エクセルのリボンの表示・非表示の切替え方法など『リボン』についてピックアップします。
エクセルのリボンとは
リボンとは
Office 2007から登場したリボンは、もちろんエクセルにもあります。
リボンとは、従来のツールバーが拡張されたもので必要なコマンドをすばやく見つけることができるように設計された、ウィンドウ上部のツールバーのセットのことです。
▲画像は Excel 2016のもの(左半分)
登場した当初は「なんだか無駄にデカくて邪魔だなぁ」などと思ったものですが、今ではすっかり馴染みましたね。
タッチパネルを意識したデザイン
リボンのメニュー内容としては、従来のツールバーとさほど変わらないのですが「見せ方」が大きく変わっています。
デバイス側がスクリーンにタッチパネルを搭載しはじめたことで、指でのタッチのしやすさを考慮してメニューをアイコン化したのが大きな特徴です。
▲リボンのおかげでメニュー操作しやすくなった
わたしも実際にタッチパネルをもつデバイス(Surface Pro4)を使ったときに、はじめて『リボン』表示のありがたみを感じました。
リボンの表示・非表示
前述のとおり、ときおりリボンが邪魔に感じる時があります。
リボンは常時表示させることはもちろん、通常は非常時にして必要なときだけ表示させることもできるのですが、固定表示していないときの欠点は、リボンが表示されていると「数式バー」や「列番号」そして1行目のセルがリボンで隠れてしまうことです。
▲一時表示だと数式バーや1行目のセルが隠れてしまう
リボン表示を固定する
リボン表示を固定する方法にはいくつかあります。
リボンが 固定されていない状態 のときは、リボンの右下に注目します。
リボンの右下には「ピン」のマークが表示されています。
このピンマークをクリックすることでリボンが固定(ピン止め)されます。
▲リボンを固定するとリボンの下に数式バーが表示される
逆に、リボンを折りたたむときは、同じくリボンの右下に注目します。
リボンの右下に「リボンの折りたたみ」用の矢印マークが表示されているので、そのマークをクリックすることで簡単にリボンを折りたたむ(非表示)することができます。
▲矢印をクリックするとリボンが折りたたまれる
リボンの表示オプション
リボンの表示・非表示の切替えをするもう一つの方法が「リボンの表示オプション」を使う方法です。
リボンの表示オプションは、ウィンドウの右上にこっそり存在しています。
▲ウィンドウの右上に注目!
この「リボンの表示オプション」をクリックすると、リボン表示に関する3つのオプションが表示されます。
・タブの表示
・タブとコマンドの表示
「タブの表示」がリボンの一時表示、「タブとコマンドの表示」がリボンの固定表示に相当します。
「リボンを自動的に非表示にする」を選択すると、セルだけの表示となるので目的は制限されるでしょう。
これらの機能をつかいこなすことで、リボンの表示・非表示を自由自在に操りましょう。
以上で『エクセルのリボン表示・非表示に関するあれこれ』は終了です。
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