関数 EXCEL&VBA

エクセルで千円単位の切り捨て・切り上げをする関数

今回は、セルに表示された金額を「千円単位切り捨て/切り上げ」表示する方法について解説します。

費用を算出するときなどは、千円単位の切り捨て、あるいは切り上げ表示することで 細かい数字が省略され「費用感」のつかみやすい資料になります。

そこで今回は『エクセル千円単位切り捨て切り上げをする関数』です。



千円単位で切り捨て表示する

セルに入力された値を特定の単位で切り捨てるには、FLOOR関数 が便利です。

参考
「切り捨て=ROUNDDOWN関数」と覚えている方もいると思いますが、ROUNDDOWN関数は主に小数点以下の切り捨てに使われるケースが多い関数です。(使えることは使えます)

FLOOR関数とは

FLOOR関数とは、指定された基準値(10,000 や 1,000 など)の倍数のうち最も近い値に数値を切り捨てる関数で、書式は;

FLOOR (数値, 基準値)

のように表されます。

下のサンプルでセルC2にセルB2の値を 千円単位で切り捨て表示する場合、セルC2に入る数式は;

FLOOR ( B2, 1000 )

となります。


▲千円単位で数字が切り捨てられた

千円単位で切り上げして表示する

つぎに、同じ概算の数値の表示でも「切り捨て」ではなく「切り上げ」するパターンです。
予算計上額を算出する際などは、切り上げしておくほうが安心ですよね。

こんなときは、CEILING関数 を使います。

CEILING関数とは

CEILING関数とは、指定した値の倍数のうち最も近い値に数値を切り上げる関数で、書式は;

CEILING(数値, 基準値

のように表されます。

下のサンプルでセルC2にセルB2の値を千円単位で 切り上げ入して表示する場合、セルC2に入る数式は;

CEILING ( B2, 1000 )

となります。


▲千円単位で数字が切り上げられた

作成する資料の性質によって、切り捨てが適切な場合もあれば 切り上げ、もしくは四捨五入が適切な場合などいろいろあると思います。
肝心なのはケースによって適切な関数を使い分けられることです。
自分が使える関数のバリエーションを増やしていってください。

以上で『エクセル千円単位切り捨て切り上げをする関数』は終了です。
他の関連記事と合わせて仕事や趣味に役立ててください。

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