エクセルで表を作成していると、途中で行を増やしたい場面がよくあります。
例えば、新しいデータを追加したいときや、レイアウトを整理したいときに、行を挿入する方法を知っていると作業効率が向上します。
本記事では、エクセルで行を増やす方法について、基本的な操作から複数行の挿入方法まで詳しく解説します。
エクセルで行を増やす基本的な方法
右クリックメニューを使う方法
1. 挿入したい行の下の行番号を右クリック
2. 「挿入」を選択
3. 新しい行が挿入される
▲4行目と5行目の間に行を増やす場合は、5行目を選択して右クリック
▲右クリックメニューの「挿入」
▲行が挿入された
この方法は直感的で初心者にもわかりやすいですが、複数行を同時に挿入したい場合は少し手間がかかります。
ショートカットキーを使う方法
エクセルでは、ショートカットキーを使って行を増やすことができます。
1. 挿入したい行を選択
2. `Ctrl + Shift + "+"`(テンキーの「+」)を押す
この方法は、右クリックメニューを開かずに素早く行を増やすことができるため、作業効率が向上します。
エクセルで複数行を同時に増やす方法
複数行を選択して挿入
1. 挿入したい行数分 の行を選択
2. 右クリックして「挿入」を選択
例えば、3行を同時に増やしたい場合は、3行を選択した状態で「挿入」を実行すると、一度に3行が追加されます。
ショートカットキーで複数行を挿入
1. 挿入したい行数分の行を選択
2. `Ctrl + Shift + "+"` を押す
この方法を使うと、右クリックメニューを開く手間を省いて、素早く複数行を増やすことができます。
エクセルの「テーブル」機能を使って行を増やす
エクセルの「テーブル」機能を使っている場合、新しい行を追加する方法が少し異なります。
1. テーブルの一番下のセルを選択。
2. `Tab`キーを押すと、新しい行が自動的に追加される。
テーブルを使用すると、フォーマットが自動的に適用されるため、見た目を整えながら行を増やすことができます。
マクロを使って自動的に行を増やす
繰り返し行を増やす作業が多い場合、マクロを使うと便利です。
簡単な行挿入マクロ
1. `Alt + F11` を押してVBAエディタを開く
2. 以下のコードを入力
__Dim i As Integer
__For i = 1 To 5 ' 5行挿入
_____ActiveCell.EntireRow.Insert
__Next i
End Sub
3. `F5`キーを押して実行。
このマクロを使うと、アクティブセルの位置に5行が自動的に挿入されます。
まとめ
エクセルで行を増やす方法には、右クリックメニューやショートカットキーを使う基本的な方法から、複数行を挿入する方法、テーブル機能やマクロを活用する方法まで、さまざまな手段があります。
作業の効率を向上させるために、用途に応じた適切な方法を選んで活用しましょう。
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