今回はエクセル初心者向けにお送りします。
『エクセルで割り算をする方法』です。
・キーボードに「÷」のボタンがないけど?
・セルに入力した値が変わると自動で再計算するには?
・「あまり」がでる割り算はできるの?
などなど素朴な疑問にお答えします。
割り算の記号
計算で最も基本的な4つの計算法である、+、-、×、÷、といった四則演算ですが、キーボードをながめて見ると「+」「-」ボタンはありますが「×」「÷」ボタンがありません。
エクセルで割り算をするときの記号は「÷」の代わりに「/(スラッシュ)」ボタンを使います。
分数をイメージするとしっくりきますね。
▲「/」はキーボードの右下のほうにあります
割り算をする方法
固定値をつかった割り算
まず、セルの値を変更することなく固定値の割り算をする方法から。
前述の「/(スラッシュ)」を使った数式をセルに入力します。
任意のセルに、数式を表す記号「=(イコール)」を入力して数式の入力を開始します。
例えば「6÷3=」という数式をエクセルに入力する場合は「=6/3」と入力します。
▲こんな感じ
Enterキーを押下すると、商である「2」がセルに表示されます。
▲割り算の答え「2」が表示された
割り算を自動で行う
次はセルの値に応じて、割り算の答えを自動で変化させる方法です。
下のサンプルでは、セルA2、セルB2 の値に応じて セルC2の値が自動で変わるようにします。
この場合、セルC2に入る数式は;
となります。
Enterキーを押下すると、商である「4」が表示されます。
▲セルC2に「4」が表示された
セルC2に入力された数式は、セルA2とB2 を参照しているため、セルA2やB2のセルの値が変わればそれに応じて自動で商が変化します。
▲セルの値が変化した!
「あまり」が出る割り算の方法
上で述べた数式では、「あまり」を出すことができません。
商を小数点以下まで表示してしまうためです。
▲商を小数点以下まで表示してしまう
そこで、セルC2の数式を「切り捨て」に変更します。
ここで登場するのが、INT関数 です。
INT関数は、値を切り捨てて整数にして返す関数です。
セルC2の数式を、INT関数の中に入れて下図のように変更します。
すると、セルC2の値は小数点以下が切り捨てられて整数の「3」になります。
▲商の小数点以下が切り捨てられた
つづいて「あまり」を算出する数式です。
表にD列「あまり」の欄を加えます。
このセルD2に入る数式は、MOD関数を使います。
MOD関数は除算した「剰余(あまり)」を返す関数で、書式は;
のように表されます。
実際にセルD2に入る数式は;
となります。
すると、セルD2には 20 ÷ 6 の「あまり」である「2」が表示されます。
▲「あまり」が表示された
『エクセルで割り算をする方法』はここまで。
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