エクセルでQRコードを作成する方法をご存じでしょうか?
この記事では、ActiveXコントロールを使用して、誰でもカンタンにセルに入力された値(例えばURL)をQRコード化する手順を解説します。
エクセルを使ってQRコードを簡単に作成することができるため、特にビジネスや個人のプロジェクトで非常に役立ちます。
この記事を参考にして、「エクセルでQRコード作成」のスキルをマスターしましょう。
ActiveXコントロールを使用してQRコードを作成する手順
エクセルには直接QRコードを生成する機能はないものの、ActiveXコントロールを活用することで、エクセル内でQRコードを簡単に生成できます。
「ActiveXコントロールぅ?」と思った方、カンタンなので安心してください。
以下の手順に従ってQRコード作成を試してみましょう。
「Microsoft ActiveX Data Objects」を有効にする
まず、QRコード作成に必要な「Microsoft ActiveX Data Objects」を有効にする必要があります。
1.エクセルを開き、「開発」タブに移動します。
_「開発」タブが表示されていない場合は、ファイル → オプション → リボンのユーザー設定から「開発」にチェックを入れてください。
2. 「開発」タブの「挿入」ボタンをクリックし、ActiveXコントロールの「コントロールの選択」もしくは「その他のコントロール」を選択します。
3.一覧から「Microsoft Barcode Control」を選択し、「OK」をクリックします。
QRコードを表示する
次に、QRコードを表示させます。
1.先ほど追加した「Microsoft Barcode Control」をシート上にドラッグして配置します。
_最初はQRコードではなく、2次元バーコードが表示されます。
2.表示された「2次元バーコード」を「QRコード」に変更します。
_バーコード上で右クリックして「プロパティ」を開き、「プロパティページ」の右端のボタンをクリックします。
3.プロパティページの「スタイル」を「QRコード」に変更して「OK」をクリックします。
4.正方形ではない QRコードが表示されるので、きれいな正方形にします。
_QRコードの上で右クリックして「コントロールの書式設定」を開きます。
_「サイズと角度」の「高さ」と「幅」を任意のサイズに変更します。
▲きれいな正方形になった
QRコードを表示するためのセルを指定
次に、QRコードを表示する場所を指定します。
1.再度、QRコード上で 右クリックして「プロパティ」を開きます。
_「LinkedCell」に、QRコード化したい値の入ったセル番号を入力します。
_サンプルの場合は、セルA1にQRコード化したい URLが入力されているので「LinkedCell」には「A1」と入力します。
2.セルA1の URLが反映した「QRコード」が表示されれば完成です。
_QRコードリーダーで読み込んでテストしましょう。
▲セルA1に入力されれた URLが反映したQRコードができた
まとめ
この記事では、エクセルでQRコードを作成する方法について詳しく説明しました。
ActiveXコントロールを使うことで、簡単に任意のセルの値をQRコード化できます。
ビジネスにおいて顧客にURLを提供したり、イベントでQRコードを使用する際に非常に便利です。
この記事を参考に、エクセルを使って QRコード作成 のスキルを高めましょう。
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