Excelを使っていると、「この操作、何度も繰り返してるな…」と感じることはありませんか？
そんなときに活躍するのが、「クイックアクセスツールバー」です。
上部にあるこの小さなツールバーに、よく使うボタンを自由に追加することで、作業効率がぐんとアップします。
この記事では、Excelのツールバーに新しい機能を追加する方法（カスタマイズ方法）を、初心者にもわかりやすく解説します。
クイックアクセスツールバーとは？
クイックアクセスツールバーとは、Excelの画面左上に表示される小さなツールバーです。
デフォルトでは「上書き保存」「元に戻す」「やり直し」などのボタンが並んでいますが、自分のよく使う機能を自由に追加・削除することができます。
たとえば、以下のような操作を追加できます：
- 印刷プレビュー
- セルの結合
- 行の非表示／再表示
- マクロ実行ボタン
- フィルターのオン／オフ
【手順】Excelツールバーに機能を追加する方法
以下は、Excelのクイックアクセスツールバーに新しいボタンを追加する方法です（Windows版 Excelの場合）。
手順①：ツールバー横の下向き矢印をクリック
- Excelの左上にある 小さな下向き矢印（クイックアクセスツールバーのカスタマイズ）をクリックします。
- 表示されるリストから、すぐに追加できる機能（例：印刷、電子メール、クイック印刷など）にチェックを入れれば、すぐにツールバーに反映されます。
手順②：「その他のコマンド」からカスタマイズする
もっと幅広い機能を追加したい場合は、同じリストの下部にある「その他のコマンド(M)...」をクリックします。
- 「Excelのオプション」画面が開きます。
- 左側の「コマンドの選択」で「すべてのコマンド」を選択すると、追加できるすべての機能が表示されます。
- 追加したいコマンドを選んで「追加(A) >>」ボタンを押すと、右側のリストに追加されます。
- OKを押せば完了です。
手順③：メニューアイコンを右クリック
実はいちばんシンプルなのがこの方法。
- いつもどおりの方法でメニューアイコンまですすみます。
- メニューアイコン上で右クリックし「クイックアクセスツールバーに追加」を表示させます。
- クリックすれば完了です。
▲メニューアイコンで右クリックするだけ！
こんなボタンがおすすめ！よく使われる追加例
どのボタンを追加すれば便利なのか迷ったときは、以下のような機能が定番です：
| 機能名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| 印刷プレビュー | 印刷前の確認がすぐできる |
| セルの結合 | 表作成時によく使う操作 |
| ウィンドウ枠の固定 | 大きな表での作業が楽に |
| シートの保護 | 誤操作防止に役立つ |
| マクロの実行 | よく使うマクロをワンクリックで |
よくある質問（FAQ）
Q：追加したボタンを削除したいときは？
再度「クイックアクセスツールバーのカスタマイズ」から「その他のコマンド」を開き、右側のリストから削除したいコマンドを選んで「削除(D)」を押せばOKです。
Q：ツールバーが画面の下に表示されてしまう…
「クイックアクセスツールバーをリボンの下に表示」を選ぶと、画面下に表示されます。元に戻したい場合は、再び「リボンの上に表示」を選びましょう。
まとめ：自分専用のExcelにして作業効率を上げよう
Excelのツールバー（クイックアクセスツールバー）をカスタマイズすることで、よく使う操作をワンクリックで実行できるようになります。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、一度設定すれば、日々の作業がぐっと快適になります。
ぜひ今回紹介したExcelツールバーの追加方法を参考に、自分だけの作業環境を整えてみてください！
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