エクセルで表を作成する際、斜線を使ってセルの内容を分けたい場面も多いでしょう。
しかし、単に斜線を引くだけではなく、複数のセルにまたがる斜線 を引きたい場合もあります。
この方法を理解しておくと、セル結合をせずに表の視覚的な効果を高めることが可能です。
今回は、エクセルでセルを結合せずに複数のセルをまたぐ斜線を引く方法について詳しく解説します。
セルをまたぐ斜線を引く
ここでは例として「A1からA2までのセルにまたがる斜線を引く」場合を想定します。
▲赤い点線部分にセルをまたぐ斜線を引きたい
図形ツールで斜線を引く
エクセルでは、図形ツールを活用することで、複数セルにまたがる斜線をきれいに引くことができます。
1. 「挿入」タブ をクリックし、「図形」から「線」を選択します。
2. 次に、斜線を引きたいセル範囲をまたぐようにドラッグし、線を引きます。
▲でも、、、セルの角にぴったり合わせて斜線を引くのはむずかしい
単に線を引くだけではセルの角にぴったり合わないことがあるため、より精密に斜線を引くためのテクニックを次に紹介します。
ALTキーを使ってセルの角にぴったり合わせる
エクセルでは、線や図形を引く際に「ALT」キーを押しながら操作することで、図形の端がセルの境界線に吸着されるようになります。
この機能を使うと、セルの角にぴったりと合わせた斜線を引くことが可能です。
1. 斜線を引きたいセル範囲をまたぐように線を描く際に、線の端をセルの角に合わせたい場合は、「ALT」キーを押しながら線をドラッグします。
2. セルをまたぐ斜線がセルの端にピタッと吸着されるので、見栄えが良く、整った線を引くことができます。
▲セルの角にぴたっと合う斜線が引けた
線の色やスタイルを調整
セルをまたぐ斜線をさらに見やすくするために、色や太さを調整しておくと良いでしょう。
1. 引いた線を右クリックし、「図形の書式設定」を選択します。
2. 「線の色」や「線のスタイル」で、色や太さを好みに合わせて変更できます。
▲表の書式になじんだ斜線になった
これで、複数セルをまたぐ斜線 が視覚的に強調され、表全体のデザインも美しく整います。
まとめ
エクセルでセルを結合することなく複数セルにまたがる斜線を引く方法をマスターすることで、自由な表作成が可能になります。
「ALT」キーを使った斜線引きのテクニックを活用することで、見た目にも整った仕上がりにすることができ、表の使い勝手が向上します。
ぜひ、仕事や趣味に役立ててください。
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